考え方を変えよう
今日の朝くらいからようやく発想を転換できた。今までは、起案でよい成績を取らないと、とか、成績を取らないと裁判官になれないしなぁ、とか考えていた。ただ実際のところは、たぶん相当悪くならなければ、裁判官になれないと言うことはないので、そう考えると起案に対するモチベーションも下がっていった。そこで、ごくごく当たり前のことなのだが、これからJとしてやって行くに当たって、なにをどうすればより良いJになれるのか、という視点から起案に当たろうと思うことにした。弁護科目ではあるべき弁護士像を描きつつ読む人を唸らせるような準備書面を書き、検察官であれば理性的かつ謙虚に証拠を分析し事実を組み立てていく、裁判科目では自分が本当に検討する時の気持ちになって考えてみる。最近どうやら技術的、功利的になり過ぎ、起案的にはこれくらいだろうとか、もう一回同じのは来ないだろうとか、ある種の政治的判断で動くようになっていたような気がする。モチベーションの回復には、時に発想の転換が効果的と思うに至った。まあ、上記のようなことはごくごく当たり前のことなのだが、起案ばかりで和光になんて通っているとこういう風になってもおかしくない。あそこにいるとかえって視野が狭くなるところもあるらしい。ではではまた。体力的にも回復してきたので、とりあえず月曜の起案に向けて保全の白表紙でも読もう。