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2003年06月26日
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今日医療ミスで娘さんを失った医師(母)の判決が出た。

>7300万円の賠償命令 長期化、裁判長が「遺憾」 北九州の医療過誤訴訟   

> 小倉記念病院(北九州市)で手術を受けた高校生久能紹子さん=当時(17)=が死亡したのは医師の過失が原因
>として、両親が病院を経営する朝日新聞厚生文化事業団(東京)と主治医に損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡
>地裁小倉支部の杉本正樹裁判長は26日、ほぼ請求通りの計約7300万円の支払いを命じた。

> 提訴から約9年8カ月ぶりで、杉本裁判長は判決の冒頭「約10年もの歳月を要し、謹んで遺憾の意を表明したい」と
>異例のおわびをした。

医療過誤事件は、事の大小にかかわらず日常的に存在する。そしてこのように裁判になって「判決」が出るのは、
その総数に対して「ごく僅か」であり、ほとんどの『医療過誤被害者』は無き寝入り状態である。
そして何よりも『失った命や、以前の健康が元通りに戻らない』と言うことである。
そして保証がされる場合も『死亡、または高度障害時のみ」であることも調べた。

この判例も10年と言う月日と、そして専門的知識が「勝訴」に至っているが、
私たちのような「一般市民(患者)」は泣き寝入りしかない。
私がそう感じたのが、その後の出来事からだった。

前日の日記の続きで・・・
点滴をすることになったのは良いのだが、医師が診察を終えて医局に戻った後に、
当直だった新米看護師が「おそるおそる点滴針を血管を探りながら・・・」というびくつきながら点滴を始めた。
深夜の処置室で診療台に載せられた私は身動きが出来なくなり、
さらに悪いことに、この看護師が定期的に見回りにも来ず、その上に緊急呼び鈴(ベル)も置いて行かなかった。

案の定、恐れていた“事態”が起こった・・・手が“ちりちり痛い”・・・初めての経験だった私には何が起こっているのかが
想像つかなかった。
無理に動けないので少し身体をずらして手を見たら・・・手が、手が膨れ上がっている。“ぎぇ~!”。
点滴針が血管から抜けて、皮下点滴状態になっていた。
その上、誰かを呼ぼうにも何の手段も無い!・・・焦った私は診療室にあった丸イスを床に“バンバン”叩きつけて
分厚い壁の向こうの夜間事務室に聞えるように何回も叩きつづけた。
・・・しかし無常にもその音は届かず、仕方がないので点滴を引きずりながら事務室に行って対処をお願いした。

それでも数分してやっとベテラン看護師が来てくれて、別室に移らせてもらい呼び鈴も置いてゆき点滴を再開した。
私も血管が浮き出ない体質なのでそれは仕方ないが、2度目の点滴も針が外れ、またまた腕が腫れあがった。
3度目の針は手の甲に入れて、やっと朝方4時半ごろに終了した。
『温めれば元に戻りますからね!』と温タオルでマッサージをしてくれたが、気持ちの良いものではなかった。

「9.11」は私にとっても悪魔の日であった。
この日は出張の予定で『何が何でも行かなくては!』と思っていたが、眠れずに・・・
・・・寝付いた後に仕事先からの電話で起されたが、事情を説明して“絶対に無理”と判断され、自宅で休むことにした。
しかし、本当の“医療過誤怖さ”はここでは終わらなかった。

続く・・・。





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最終更新日  2003年06月27日 13時30分41秒


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