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美容外科医日記

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2007.08.03
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カテゴリ:美容外科医日記
今日は、ボトックス注射をしました。今日の患者さんは、目の下と目尻のシワとたるみの治療です。僕が思うに、ボトックスの効果は、眉間や前額(おでこ)のシワに対してはよく効きます。しかし、目の周囲や口の周囲に関しては、今ひとつのような気がします。細かく言うと、目尻はうまく注射すると割りといい具合になりますが、目の下はほんとうに気をつけて注射しないと目の調節筋にまで効いてしまって、遠近感がおかしくなることもあり、階段の上り下りなどの時に変な感じになることがあります。また、口の周囲に関しては、単純に他の部位ほど効かない感じです。しかし、そんな細かなことを誰も教えてはくれないし、もともとボトックスも海外から入ってきますから、その使用方法に関する細かな情報がないのが実情です。もちろん、日本で執筆された専門書もあることにはありますが、そこまで細かくは書かれていません。
実は、僕がそのような細かなことに気がついたのは、患者さんにそうした症状を指摘されてのことでした。幸いボトックスは、6ヶ月程度でその効果がなくなりますから、そうしたいやな症状も自然となくなります。しかし、そうした弊害は防げるものなら防いだ方がいいので、今は僕なりに身につけた注射方法を行ない、変なことが起こらないようにしています。
今日の患者さんにも、そうした変なことが絶対に起こらないわけではないことを説明した上で(つまりムンテラした上で)、ボトックスを目の周囲に注射しました。でも、たぶん、大丈夫だと思います。前に同じような経験をして、そこからいやおうなしに学ばされましたから。実は、医師は大なり小なり時々このような「経験」をするものなのです。でも、それは言葉を変えれば、無意識の「実験」でもあるということを忘れてはいけないと思うのです。





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Last updated  2007.08.03 18:09:45
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