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Jun 9, 2009
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カテゴリ:book
読みました。
村上春樹の新刊。
先日のブログで上巻とか下巻とか書いてしまいましたが、Book1とBook2という表記でした。
 
なるほどね、これならBook3が出せるもんな。
おそらく出るでしょうね。
Book3。
「ねじまき鳥クロニクル」の時の3巻と同じ?

この終り方だと「あとは読者がそれぞれ感じてね」ではあまりにも不親切。
途中から出なくなる主要登場人物や、名前だけはずっと出てて結局最後まで姿を現さない重要な登場人物、まだ使われてない伏線、解決しない宗教団体問題、女性主人公の本当の結末。
など色々。

この小説には実在する宗教団体を直ぐに想像させる団体が数々出てきて、その問題点がドラマの骨格に影響してるんだけど、「アンダーグラウンド」などでの取材体験みたいなのがちょっと見え隠れする。
それがBook2の段階ではまだ結論が見えてこない。
結論は無くても良いのかもしれないけど、これではわざわざ出てくる宗教団体をこんな解り易いネーミングにした意味が無い。

作中に「ある本」がベストセラーになり、その題材である団体の問題点が世間的にクローズアップされていく。
今まさに、実際に「この本」がベストセラーなんだけど、リアルなそういう圧力を実在の宗教団体に掛ける目的?って事はないよね?

で、まさか「青豆」=「グリーンピース」みたいな単純な暗喩じゃないよね?
まさかね?


でもって、結果この本は面白かったのか?と云うと「好きです」という答えになる。
答えになってない?
ただ、作者も俺もやっぱり歳をとったんだなぁ、って思った。
読み終わった直後に。
しょうがない。

デヴィッドリンチの「マルホランドドライヴ」という映画があるけど、あの映画は1度観ただけでは理解出来なかった。
すぐ理解出来た人も多いでしょうが、俺は出来ず。
一体どういう構造のパラレルワールドになってるのか?とか。
まさか「夢オチ」じゃないよね?とか。
映画館では謎のままだった。
その後DVDを入手して何度か観て様々な伏線やら暗喩やらが判ってきた次第。

この本に関しては、もしBook3が出版されたならその時にもう1度読んでみようと思う。
それまでは封印。


あ~、そういえばマルホランドドライヴにも「小さい人達」が出てくるなぁ。





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Last updated  Jun 9, 2009 02:41:58 PM
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