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本の森で呑んだくれ、活字の海で酔っ払い

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2019.03.24
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​​2017年7月11日読了(2回目)

●川崎市立井田病院で緩和ケア病棟と在宅で活躍するユニークすぎる宮森先生が書いた面白すぎてためにもなる本。実は2回目の購入(初回購入の本がどこかに行って見つからなかったので)。私も、診療所で在宅医療と宮森先生が言うところの「地域医療としての緩和ケア」をやってます。

​​●2年前に読んでからというもの、研修医や医学生/看護学生実習がくるたびに、気に入ってしまったフレーズ「玄関開けたら異文化ワールド」を語らせてもらっているけど、今回また再読。地域医療研修や学生実習の学習指定文献にして感想文を書いてもらうのもいいかも?と思ったりしている。
​​
​●再読で新たに気が付いた宮森ワールドな名言​
〇緩和医療は専門医療ではありません地域医療です・・・その通り!
〇緩和もワンパターンになったら堕落・・・患者さんを「ガンマツ」と呼んだりする人たちに違和感を感じてる私です

●宮森理論では緩和ケアの全人的ケアの中に新たに「家庭的苦痛」を入れるべしと、
〇生きていてよかったと思えるケアを提供●って基本目標は小澤先生の「患者さんやご家族の穏やかさ」と表現は違うけどベクトルは同じ方向を向いていて補完するものかもしれないと考えていいのではないかと思う。

実は宮森先生の名言禄をスライドにして活用させてもらってます(
宮森正先生名言集​)

​2015年初読みのメモも出て来たので以下にコピー​
------------------------------------------------------
●在宅療養支援診療所の医師としてもうすぐ10年、緩和ケアにも関わりながら学生実習や研修医も受け入れたりする身にもなって・・・・150426在宅医学会(岩手)にて購入 
<序に代えて>
●導入「序に代えて」部分の宮森先生と藤沼先生の対談だけでも面白いけど、さらに目次の各章に書かれている宮森先生の「語録」が笑えて納得のエッセンス集になっています。壁に貼りたい標語満載!??
〇「玄関開けたら異文化ワールド」「在宅ケアは異文化交流」●ですよね~ってめっちゃ納得!在宅が面白いって思えるのはこの感覚!だと改めて再認識できました。
〇往診は研修医にとって最高の学習の場です●説明なしでもとりあえず見るだけでも・・・自分にとっても成長と言うか自分の価値観やなんかのキャパを広げてくれる体験学習の場だと思っています
〇「専門医でないと看取ってはいけないというのは論外」「緩和医療は専門医療ではありません。地域医療です。」●ですよね~
<楽しい緩和ケア>
〇「緩和ケアは人生経験、在宅ケアは異文化交流」
〇「生きていて良かったと思えるケアを提供しよう。」「逆説的になるが、患者にとって、この世の未練を提供していかなければならないのである」
〇「緩和ケアはQOLを優先する」「クオリティーはリスクを超える」
〇DNAR対応だったはずの家族が心マを始めている!」→「家族の怒りには、理由がある。家族のスピリチャアルペインをケアせよ」
〇「治療の希望がないことは、生きる希望がないこととは、全く別」●生きる希望を見つける手伝いをできれば・・・
〇急性期から終末期までの経過を診る〇「患者は病から逃れられない、急性期から慢性期、在宅、終末期まで寄り添って主治医を務める研修が必要だ」
〇「家族的苦痛」〇緩和ケアにおける全人的苦痛とは、身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチャルな苦痛の4つの領域に分けられる・・・家庭的苦痛を独立したカテゴリーとして加えて、5つの苦痛・・・
<面白すぎる在宅ケア>
〇「お爺さんは病院が嫌いだ」〇「お爺さんは、酸素マスクと経鼻チューブとバルンカテと座薬と抑制が嫌いで、自分の家と奥さんのご飯が一番大好きだ」
〇外来や病棟で家族関係を確認するよりも、在宅のほうがはるかに真実に迫れる」
〇「介護不全の予防に、介護力が必要〇不安の強いケアマネと根性のない在宅主治医では、重症や終末期の在宅ケアは、難しい」
〇「仏壇の写真と遺影で知る一族の物語と死生観」〇仏壇と遺影がある家は、死の受け入れがいいので、私は「仏壇スコア」と言っています。両親の遺影とお供えがあると3点・・・
〇「嚥下性肺炎は、倫理的、QOL、社会的、家族的、介護的に重大な問題を背後に控えている」
〇「在宅皮下点滴は、高齢化社会を救う」〇家族が、患者と別れる時間が十分にとれ、患者の死を受け止めるプロセスができるということ・・・
〇「愛される患者になるためには、ありがとう、おいしい、ごちそうさまの3語を忘れずに発する。、他の言葉は忘れてよい
〇「在宅看取りとは家族が生と死に向き合う文化」





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Last updated  2020.03.15 18:09:25
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