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本の森で呑んだくれ、活字の海で酔っ払い

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2019.12.01
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テーマ:お勧めの本(7214)
カテゴリ:スポーツする小説
 自転車レース小説「サクリファイス」シリーズ4作目、続編かと思ったらところがどっこい?大学の弱小自転車部を舞台としたお話し。チカは出てこないけど、P230でもないのに現役を引退してマネージャーとなった赤城が登場して主人公にアプローチしてきたのはご愛敬か?(今回も図書館本。著者の近藤さん、出版業界の皆さん、申し訳ない。気に入ったシリーズなのに・・・)

1018年11月30日読了

●主人公の岸田は柔道部出身、サクリファイスのチカは陸上部出身だったけど、どちらも過去に因縁がありまた縁があって自転車競技の世界に関わっていく。どちらも才能がありすぎるのが小説の世界なのですが、とは言えなんだか・・でも違和感なく応援したくなるキャラだった。

〇「いっぺん、前に出てみろや」・・・空気というものが、こんなに重いものだとはじめて知った。ちゃんと質量を持った壁のように目の前に立ちはだかる。
〇フランスでは自転車は紳士のスポーツだといわれていた
〇「正樹!お前はこんでええ」「俺は認めへんからな」「次のレースのエースはお前だ」

〇「そのとき、兄貴が自分のホイールを外して、俺に渡した」「櫻井さん。ホイール、俺に下さい」「今回だけやぞ」「面倒くさいもん、背負わせたな」
●読み終えれば「めっちゃエエ話だったなあ」という印象でめっちゃ面白かった。サスペンスでもないのにどんどんページをめくりたくなって読み終えました。

●プロローグの「俺」は主人公の岸田であることは間違いないとして、「あの男」は櫻井のことでいいのかなあとちょっと迷うけどたぶんあってると思う

●集団のリアリティー、緊迫感
〇「どうして助けてくれなかったの」
〇自分を見捨てた男に、恋人が惹かれていく。だから、ずっと押さえていたことばを吐き出したのかもしれない
●中学生の時に同じ柔道部でエリートだった友人が気分屋の顧問教師に後遺症が残るまで傷害された豊を助けなかったことが心の傷になっていながらも、いやだからこそそれまで通りにつき合ってきたはずなのに・・・やはり大きな溝が存在したのか?登場人物としての豊の意味は?と考える。なんだろね?

近藤史恵さんの自転車レースシリーズ5部作(続編はあるのか?)
「サクリファイス」
「エデン」
「サヴァイブ」
「キアズマ」
「スティグマータ」





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Last updated  2019.12.01 12:18:35
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