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テーマ:お勧めの本(7211)
カテゴリ:現代文学一般
●「法医昆虫学捜査官シリーズ」から入った、というかそれしか知らなかった七緒さんの作品では自分的には新ジャンル開拓的な図書館本。
○「馬鹿もん!情けなく思え!今こそ立ち上がるときだ!火炎瓶を女の下着に持ち替えるときだ!下着で世の中を粉砕していくときなんだ!」●テーラー伊三郎はボケているのか?周囲は敵だらけ! ●そんな老人にシンパシーを感じて行動を共にした主人公の高校生アクアの成長物語?変人的ではあるけど実はまともな人たち=老人たちであったり、同級生であったり、意外にも担任の先生であったりを巻き込んで・・・ ●時計台で改造ハンドルをアクアが明日香と二人で回すシーンは何となく気恥ずかしく新鮮な印象だった。それ以上でもそれ以下でもないところがいいと思える。 ●はじめはタルいなと思って読んでいた、こんなテイストなら有川浩のシリーズのほうが楽しいんじゃないの?とか思いながら読んでいたけど、サスペンスもないままに途中からのめり込まされてしまった。扱うテーマも読後感もやっぱり違うなという印象。法医昆虫学捜査官シリーズともまた同じ作者とは思えないほど全然違う。 ●ポルノ漫画家の母親に仕事を手伝わされているにもかかわらずアクアは ○顔面格差? ○「よし、カレーならまかせな。ちくわと油揚げ増量ね」 ○「あなたは堂々としていなさい。恥じることなんか何もないから」「アクアと明日香。おまえさんらは俺のそばにいろ。テーラー伊三郎を立ち上がらせた要だ。二人がいたから今の俺がある」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.03.28 14:38:12
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