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テーマ:お勧めの本(7203)
カテゴリ:エッセイなど
・1996年11月に岩手県一関市で開催された「作文教室」3日間の記録。講師が井上ひさしさんでその受講者が141人の仲間たちというわけだ。
〇いちばん大事なことは、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということ ●なるほどと思った。意識するとハードルが高くなって感想文が書きにくくなってしまうなあ。 なので、書かれてあった内容からなるほどと思った「作文(文章)を書くときに気をつけたいこと集」を書きだして感想文という体裁にしてしまおうことにした。
〇「いきなり核心から入る」ことが大事なんです(〇「みなさん、まず下書きを書きますよね。そうすると、だいたい前のほうはいらない。」) ●これは理解できるし今日からでも使える。というか今までも意識していたことだと思った。今後はさらに確信をもって意識していきたい。 〇「必ず文章が間違った方向へ行く言葉」を実はみなさん、たくさんお使いになっている。〇「ので」とか「から」とか「―なので」「―だから」と書いたとたんに、文章が難しくなってしまうのです。「理由」を、次に言わなければならないからです。・・・「―が、」なんてのも、そうです。 〇文章に接着剤を使いすぎるな。〇接続詞とは、「にもかかわらず」「にくわえて」「とともに」「とどうじに」「につづいて」「のほかに」「ものの」「だけに」「うえに」「するいっぽう」「しつつ」と言った文章の接着剤〇「―ので」「―ために」「―から」「―ことにより」といった「理屈を連れてくることば」―これが接続助詞です。〇・・・簡単に文章ができちゃう。しかし結局は、読み手のほうの短期記憶の容量からはみだしちゃうんですよね。 ●何だか文章が長くなってしまう傾向があって、英語みたいに関係代名詞もないし分かりにくくなってないかとか、同じ接続詞が続いて変だなと思って直したりしていたが、接着剤を使わずに文章を短くしたほうが書きやすいし分かりやすいってことだと理解した。早速、意識して文章を書くように意識している今日この頃。この感想文はどうなのかなあ? 〇自分を指す人称代名詞は、ほとんどの場合全部、削ったほうがいいんです ●なるほど 〇意識をなるべく研ぎ澄まして。観念的に、じゃなくて具体的に。理屈ではなくて、具体的に。 ●なるほど、意識してみます 〇日本の国語教育は、まず、ものを良く見る。その見たことを、そのまま書くという仕事―これをしっかり教えないといけない。みんなに小さな文学者、小さな詩人みたいなことを要求しても無理です。 ●なるほど。見たものをそのまま書く、同じものを見てもおそらく見た人によって違う表現になるはずだしね。 ●「は」と「が」の問題(「象は鼻が長い」問題)も正直に言うと自分的には相変わらずまだスッキリしてないのだ。 〇人間は書くことを通じて考えを進めていく生き物です。・・・ものを考える一番有効な方法―それは「書く」ことであるということを確認して、わたしの話を終えたいと思います。 ●なるほどです。確かにそうです。いつか「書く」が「入力する」に代わるのかもしれないけど、手書きの魅力や威力も捨てがたいと思う。どちらにしても作文をする中で考えを進めていくということに改めて教えられたと思う。作文というか文章を書くということは面白いしいいことだなと再認識した。 ●このブログでは本を読んだら駄文の感想をアップしているのだが、この本を読んだからには少しずつでももっとましな文章が書けるように努力したいと宣言しなければならないだろう。
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Last updated
2020.03.30 21:05:26
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