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テーマ:お勧めの本(7171)
カテゴリ:エンタメ・ノンフィクション分野の本
・昭和35年に両親からのDVを逃れるために13歳で群馬の山村の家から家出してから、57歳になって窃盗で逮捕されるまで、ホームレス的なサバイバル生活の「荒野の43年間」を書いたノンフィクションである。 ・昭和35年と言えばワシが生まれた次の年のこと。大変だったんだろうなあと思いつつもちょっと羨ましくも思ったりするのは本当の苦労を知らないからだろうか。たくましい!貧しさは逞しさだったのか? リリーフランキー主演、サウンドはロックだぜ! 第2話 https://www.dailymotion.com/video/x3qqo2j 第4話 見つからない
・家出をしてから最初の住まいは足尾銅山での洞穴。食糧確保の逞しさはまさに貧しかった群馬の実家での経験があってこそだろう。普通なら蛇を食べるという発想はないだろうが、実家では父親が普通に蛇を食べていたので普通に食用と考えるし調理の仕方も知っていた(「たたき」とか「生き血」なんて自分にはとっても無理だけど)。カエルやカタツムリなども食べてしまうし、病気を治す薬としてミミズを茹でたお湯を飲むなんてワシにはもっと絶対無理! 〇かぶと虫の幼虫がうまかったな。チューチュー吸うと、ミルクのような味がするんだ。 ●無理無理、絶対に無理!(環境が変わればできるのかなあ・・・とりあえず現段階では絶対に無理!) ・家出をする前にはお金を見たこともなくその使い方も知らなかったのだが、山でとれた山菜が「ひと山300円」と書いて置いておけば金になったり、ジジババと呼ばれる赤い花の蘭が数万円の値で高く売れたりでお金がたまる。 ・釣り名人になって釣った魚を生活の糧にするだけでなく人との交流もできるようになっていく。窃盗で逮捕された後に身元を引き受けてくれた人も、釣りで知り合った人だった。 ・田舎の老人夫妻やヒッチハイクで関わったトラックの運ちゃん、お巡りさんも・・・出会った人たちがとってもいい人たちで、それで救われたような気もする。 ・いろんな意味で、今現在で加村さんと同じような生き方というか生活をすることは無理だと思う。ある意味で憧れの生活のような気もするが、それはただの現実逃避だけではないと感じている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.30 21:42:26
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