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カテゴリ:医学書・医療分野の本
・最近話題、というか総合診療医としては使いこなすべき必須のツールになってきているのがエコーだと思う。救急や整形分野が今トレンディーというよりも必須だと思う。それなら在宅でも使えるだろうし必須になるだろうというのが自分の中でのエコーのイメージ。
・訪問診療ではVscan(ポケットエコー)を長く使っている。新機種が出たのでそろそろ買ってもいいかなという時期。もっとちゃんと見えるエコーを使いたいというストレスがずっとたったし、せっかくならハンズオンセミナーで面白いなと思った運動器に強い機種が欲しいなと思い、コニカミノルタのポータブルエコー器をデモで借りた。60の手習いだけど整形内科にチャレンジしたいという思いもあって3年前に買って積読だった本を読みはじめた。動画があって分かり易いっちゃあ分かりやすいのだけど筋骨格系は苦手かも・・・眠くなった。
・で、この本は隠岐の島の総合診療医である白石吉彦先生が書いた運動器分野=「整形内科」の分野を中心とした解剖とエコーガイド下で行うトリガーポイント(筋膜リリース)などの手技について書かれた本だった。麻酔科医である鈴木先生が書いた救急/内科分野の本と合わせて読めば、POCエコーの外観がつかめるはず。 ・今回は一通り読んでどんな症状やどんな疾患に対してどんなことができるのか外観をつかむために通読してみた。手技や見る目をマスターすることは目的ではなかったが、デモ機を自分の運動器にあてながら読んだ。最近悩みの種の右膝の痛みだが、お皿に骨棘ができているというか筋の付着部が石灰化しているのがはっきり分かってちょっとショック!でも関節面や半月板には問題ないのが分かって良しとしよう。 ・「腰痛」「肩こり」「五十肩」「膝痛」などをメインに整形を受診したけど良くならない患者さんなどを拾うみたいな外来診療ができたらいいなという夢もふくらんだ。
・とは言え高齢者地域の弱小診療所、すでにエコーは据え置き式もポケットエコーも所持している。コロナ問題で外来患者さんも減っているこの次節なので余計に数百万円単位の買い物にはなかなか躊躇してしまう。しかし、訪問診療での医療レベルのアップを担保えきるし、外来診療でも整形外科で満足できない患者さんの受け皿として整形内科的なアプローチで地域に貢献できたら購入費用を保険診療だけで回収できなくても十分に意味があると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.24 21:31:26
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