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テーマ:お勧めの本(5349)
カテゴリ:歴史・時代小説
新型コロナウイルス感染でパンデミックになってる今、奈良時代の痘瘡パンデミックのこんな本を読んだなと思い出した。図書館本なので読み返すことはできないが、疫病と戦う僧侶や医師たちの命を賭した情熱的な戦いの書だったと記憶している。
●奈良時代に新羅に行った使節団が持ち帰ってしまった天然痘による悲劇をいろいろな立場(民衆、虐げられた者たち、上流階級の人たち、医師、僧侶など)から描いた重いテーマの歴史小説だけどダイナミックでとても読みやすかった。歴史を受け継いで今、医師であるという立場からも読んでみて良かったと思う。 ●調べてみればタイトルである「火定」を調べると「仏道の修業僧が身を火中に投じて入定すること」とある。その「入定」とはまた「禅定(ぜんじょう)にはいること。精神を統一して煩悩を去り、無我の境地にはいること」とあった。
Last updated
2020.05.24 12:42:53
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