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カテゴリ:暗渠探索(名古屋)
・「暗渠マニアック!」という本を読んで興味を持った暗渠の世界、先月に初体験した暗渠体験は「外山排水路」(レポート)でそれなりのコーフンやカンドーみたいなものを感じて「暗渠探索」に入門したんだなあ思ったのではあったけど、何とも味気ないーミングだったのを残念に感じていたのていたのであった。
そこで、今回は同じく山崎川の支流である「五軒家川」を辿って探索してみることにした。名称からしてなんだか由緒正しそうで期待できそうな気もする。初回探索は2020年7月5日、未確認の部分が残されたので日を改めてその後7月と8月にも再訪。そうこうしているうちに暗渠を見る目が養われて成長したのか、1回目で見つからなかった暗渠っぽいところそれに繋がる開渠の発見もあった。その内容も併せて今回アップすることにした。 地図上にプロットした番号は以下の写真と解説の番号とリンクしています。 ・我が家の近くを流れている山崎川は桜の名所であり、10年以上にわたってランニングコースにしている身近な川である。源流は平和公園にある猫が洞池とされていることは知っていたが、他にも名古屋大学エリアにある鏡池やこの隼人池から流れ込む支流もあるらしいことは今回初めて知った。で、この「五軒家川」は隼人池から合流する支流である。 とりあえず自宅から山崎川上流へ向かっていくことにした ①山崎川(石川橋交差点の南西) ②道路を外れて川沿いに北上して行くと、かつての名勝「檀渓」に達する。 ここまではよく来たところなのだが、この先に五軒家川があるらしい。 ③あっ、あった!コンクリートで武装されているが、 これは山崎川支流すなわち五軒家川の合流地点とみて間違いない。 ④しばらくは開渠を辿る。こんなところに水路があったとは知らなかったなあ・・・ けっこう新発見で探検気分になって存外に楽しい。 ⑤グランドの手前で暗渠に潜った!この先はどこにあるのか不明で、 ここからついに待望の暗渠探索になるのだとわくわくしたのだけど・・・ ⑥グランドに沿った道、蓋のある水路があるがこれはちょっと違うか? 暗渠はグランドの下を通っているのかもしれない。分からない!
⑦そのうちに北から合流してくる支流の開渠を発見して この辺りを暗渠が流れていることは確信する。 しかし、そこから隼人池まで暗渠が発見できずうろうろ。 きっとこの駐車場の下あたりがそれなんじゃない?とか想像して第1回目終了。 見れば何となく舗装された駐車場の下に暗渠が隠されているような気がしたのだった。 ⑧別件で通りかかったときに気になってその目で見てみたら、この歩道って暗渠っぽくない?とひらめいた。写真だけ撮って再訪することにした。 ⑨後日再訪して暗渠らしい歩道を進んでいくと右側に手すりが登場、予想通り手すりの下には開渠があったのだ!やったー! ⑩ちょっとだけ地上に姿を現したその開渠はまた道路の下にもぐってしまう。隼人池からの水が流れ込む流入口だ。 ⑪隼人池側から見た流出路 ⑫隼人池公園 なんでも江戸時代に開墾した新田、藤原さんと成瀬さんの名前をあわせて「藤成新田」と呼んだその地の田畑に水を引くために作った溜池が隼人池で、山崎川(その当時は「川名川」)まで「桶をかけて流し」(意味が分からないけど要するに水路を作ったってことと理解する)「藤成の田んぼを潤した」ということが書いてある。今では辺り一面が開墾された田んぼだったってことすら全く想像もつかない。 「今昔マップ on the web」より 1880年代後半ni付近の地図 確かに昔は田んぼばかりだった。これらの新田に水を引くために作られたのが隼人池という溜池と五軒家川だったのだろう。 今生活している足元の歴史に触れる切り口となる暗渠探索ってけっこう面白いなと思い始めている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは。
すばらしい!実際にお近くの暗渠に行かれていたのですね。 しかも行っただけではなくこんなレポートに!! もう入門どころではなく相当先に進まれているのではないでしょうか。 地図と番号の対比もとてもわかりやすいです! こんなふうに、全国あちこちの方々がお近くの暗渠に気づき、情報をwebに上げていかれるのを拝見すると、こちらもほんとうにわくわくします。 ありがとうございます。 これからの御活動もたのしみにしております。 そうそう、ちなみになのですが、私がTwitterでフォローしている方の中に、名古屋の暗渠を精力的に探している方がて、いつもこの方から勉強させていただいています。→https://twitter.com/kawtky もしかしたらなにかのご参考になるかもしれません。 (2020.09.17 18:12:46)
暗渠第1人者の高山さんにおほめ頂き大変光栄です。ありがとうございます。
実は、八事裏川も写真を撮って探索したもののまとめもアップせずに放置、大江川緑地や中井水道緑地なども探索してみたいと思っていたもののそのままにしてあります。 正直、意欲を失いつつありましたが、コメントを頂き再度暗渠の世界にちょっと戻ってみようかと思うようになったという体たらくです。積読になっていた「暗渠パラダイス!」も読もうかなと。 仕事の関係で趣味の読書も最近はあまりできていなかったのですが、そのうちにぼちぼちやりますのでときどき覗いていただければ幸いです。 そうそう、名古屋の暗渠探索人https://twitter.com/kawtkyさんのTwitterは拝見していてめっちゃ参考にさせていただいていますが、ご本人にはまだ連絡とっていません。 (2020.09.23 22:18:58) |