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本の森で呑んだくれ、活字の海で酔っ払い

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歴史・時代小説

2020.09.21
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テーマ:お勧めの本(5304)
カテゴリ:歴史・時代小説
・今村翔吾さんは、「童の神」で大ファンになって次に読んだ「てらこや青義堂」でいささかがっかりさせられたが、この「じんかん」ではまた興奮させられて面白かった。今村翔吾という作家、どうやら”人情もの”よりもダイナミックな”歴史もの”を書く作家としての著者が好きなようだ。民衆や虐げられた人たちの立場に立つ視点は白土三平の世界観に似ているが、今村さんの作品は夢や理想が肯定的に書かれていて読後感もよいし元気になれる気がする。

・戦国時代の歴史や武将には子供の頃はけっこう興味を持っていたのだが日本史は好きになれずご無沙汰してうん十年、三好家がこんなに隆盛を誇っていた時代があったとは知らなんだし、将軍家と細川家の関係など勉強になった。

・「てらこや青義堂」はちょっと残念だったけど、”忍者もの”は大好きなので、今村さんにはぜひ”忍者もの”の”歴史もの”を書いていただきたいと切願したりしたい。

・茶の湯の世界にも初めて興味が持てた。

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2020.9.20読了


・二度目の謀反を企てていると知らせに来た小姓頭又九郎に信長が夜を明かして語った謀反者松永久秀の彼の生きざまが小説となった体をなしている。

〇つかえた主人を殺し、天下の将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くすー
●3悪をなしたとされる松永久秀の真実はいかに?!
・めっちゃ面白かった!ページをめるく手が止まらないっていう感じは久しぶりで快感だった。

〇「お前の母上は…自らを・・・食えと?」
・貧困の底で母親が自害、追いはぎ多聞丸の仲間になるが多聞丸も殺されて寺に行きついた兄弟は人生の転機を迎えることになる。そして戦国時代の武家の世界に入っていくのだが・・・

〇「人間(じんかん)の何たるかを知る・・・か」
〇「もう暫く人間を堪能いたします」
・これが最後まで久秀が求めていたものだろう。理想を遂げようとすると最後には現状を変えたくないという民の意思がそれをつぶしにかかるというのもまた人間なのか。

〇「兄者は一厘の男。最後まで抗い続ける」
〇兄者の名を天下に刻め
九兵衛(久秀)の弟甚助は、丹波の大名となり、ただの甚助であったのが知らぬ間に長ったらしい名前になってしまったと笑い、兄の力になることが自分の生きる証だという。甚助は戦で死ぬのだが、決して犬死ではなかったと思わざるを得ない。むしろ清々しさを感じてしまった。(フィクションなので許してほしい)

〇「私はずっと楽しませて頂きました」
〇「日夏、良い空だ」
・日夏とはついに再会しなかったが絆は続いていた。戦国時代を舞台にした青春群像小説だった。小道具は「夢」。それを受け継いでいく者たちの物語だったとも言えると思う。久々のページをめくる手が止まらないようなエンターテイメント小説だった。選考基準は全然知らないけど、これって直木賞候補にならないの?と真剣に思ったりした。






Last updated  2020.09.23 21:43:39
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2020.08.15
カテゴリ:歴史・時代小説
・今村さん初読みだった「童の神」の印象が強烈だっただけに、物足りなかったというのが正直な感想。確かにいい話でまとまっているのだがダイナミックな躍動感が感じられなかった。期待値が大きすぎたかな。白土三平さんのコミック大好きで忍者ものには目がないほうなのだが、忍者ものとしては物足りないし、読んでいて訳の分からないカラクリもいかがなものか?と思った。ストーリーはスピーディーで躍動感もあり少年コミック誌に連載する漫画の原作にしたら面白そうな気がする。​(著者のインタビュー記事​)

2020.8.13読了


〇「来ると分かっていて避けられぬ。それが薫風でしょう」
・そんな必殺技をつかう隠忍、かつて伊賀組始まって以来の鬼才といわれた音無の十蔵が、隠密の仕事を辞めて寺子屋を開いた。

・他の寺子屋で持て余された筆子たちを受け入れている。剣の達人だが乱暴者の鉄之助、金遣いの荒い商人の息子吉太郎、気が弱い大工の息子源也、武家の娘で兵法好きの千織、それぞれのエピソード、それに加えて十蔵の元妻睦月のエピソード。「宵闇」という謎のグループの陰謀に巻き込まれていくのだが、関わる忍者たちもそれぞれに辛い過去を背負っていた。みたいな話。

・帯にある「1冊目をはるかに凌ぐ面白さである―縄田和夫」「読んで損することは絶対にない―池上冬樹」は言い過ぎのような気がした。(確かに、別に存しているわけではないし、1冊目が何を指すのか分からないのだが)






Last updated  2020.08.16 13:37:35
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2020.05.24
テーマ:お勧めの本(5304)
カテゴリ:歴史・時代小説
​新型コロナウイルス感染でパンデミックになってる今、奈良時代の痘瘡パンデミックのこんな本を読んだなと思い出した。図書館本なので読み返すことはできないが、疫病と戦う僧侶や医師たちの命を賭した情熱的な戦いの書だったと記憶している。


2018.6.7読了


 ●奈良時代に新羅に行った使節団が持ち帰ってしまった天然痘による悲劇をいろいろな立場(民衆、虐げられた者たち、上流階級の人たち、医師、僧侶など)から描いた重いテーマの歴史小説だけどダイナミックでとても読みやすかった。歴史を受け継いで今、医師であるという立場からも読んでみて良かったと思う。

●調べてみればタイトルである「火定」を調べると「仏道の修業僧が身を火中に投じて入定すること」とある。その「入定」とはまた「禅定(ぜんじょう)にはいること。精神を統一して煩悩を去り、無我の境地にはいること」とあった。






Last updated  2020.05.24 12:42:53
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2020.05.01
テーマ:お勧めの本(5304)
カテゴリ:歴史・時代小説
・面白かった!しかも読みやすかった。ファンタジーというよりもやはり時代小説だと考えたい。たまたまTVブラタモリの法隆寺五重塔をテーマにした番組を見たばかりだったこともあって身近に感じた、大阪市天王寺にある五重塔の物語だ


2020.4.28読了

​​
・1400年前に朝鮮から来た3人の寺造工(てらつくるのみこと)が苦心して建立した四天王寺の五重塔はなんと地震で倒壊したことは一度もなかったにも関わらず、兵火雷火によって7度にわたって焼失倒壊した。その度に再建してきたのが寺造工の子孫である魂剛(金剛)組の一族だ。

・現代と6つの時代、安土桃山時代、平安時代のはじめ、江戸時代の終わり、平安時代のなかば、江戸時代のはじめ、最後に聖徳太子の飛鳥時代。それぞれの時代にタイムスリップして五重塔建設に関わる人間ドラマとともに建設自体を見届ける連作短編集スタイル。

〇「あとお前、掃除の仕方下手くそやぞ」〇「かめへん。綺麗にさせるためだけに、掃除まかせたんやない。箒とチリトリもってたら、職人は余程露骨に盗み見せんかぎり、怒らへん」
●掃除が下手とは汚れが残ってるということではなくて、うまく技を盗めってことだったのだと知る。職人の世界だなあと思う。現代ではどうなんだろうねと思ってしまう。少なくとも医師研修の世界ではダメな指導の例にされそうだな。(いいか悪いかではなくて・・・)

〇「きっと五重塔の原理は、一千年後もまた謎のままであろう。あるいは、二千年後でもそうかもしれない。この不倒の仏塔の真髄は、誰にも永遠に理解できぬかもしれない」
・聖徳太子は3人の女性、巫女から日本最初の僧になった女性たちの合成象?彼女らが語った言葉である。五重塔のどの柱をも支えているわけではないのに地震に対して強い構造の鍵となっている心柱は最下層の地面から最上層まで貫いている。その心柱の謎は今でも解明されていないらしい。ってかなりロマンチックだなと思う。
・著者の木下氏は建築学科卒の経歴を持つ人らしい。だから思い入れもあったのか、だから書けた作品なのかとか考えると、邪推かもしれないけど「なるほど」と思った。

・表紙にも描かれているが、第4章で語り部となった猫は、聖徳太子の時代以来朝鮮から渡ってきて経典をネズミから守る任務を負ったものとして代々働いているという。わき役としてあちこちに登場していたのに気づけばちょっと面白い。

・聖徳太子とスカイツリーのストラップなどの軽薄なツールなしでもというか、むしろなしで構成したほうが良かったように思う。著者としては試してみたかったのかなあ・・・

・とりあえず読みやすくて面白い歴史小説にカテゴライズ、また別の作品も読んでみようと思った。めっちゃ感動するとかのめり込むというわけではないのだが、なんというかロマンがあって味もあるいい小説だったなと思う。






Last updated  2020.05.01 21:57:43
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2020.02.05
テーマ:お勧めの本(5304)
カテゴリ:歴史・時代小説
・2019年下半期第162回直木賞受賞作を図書館本で。別に選んで読んでいるわけではないが今まで読んだことのある直木賞受賞作を数えてみた。だいたい20冊目くらい(読んだかどうかあいまいな本もあって断定できないけど)、12.3%は根拠もなくまあそんなものだったのかと思う比率だったりする。

・元旦に読了した「宝島」も2018年下半期の直木賞受賞作で、沖縄民族のアイデンティティーが主題の話だったが、この「熱源」もまた、国境を勝手に決めてそこを支配しようとする人たちに対して、代々樺太に暮らしてきたアイヌをはじめとする先住民族たち、ロシアから故郷を奪われて独立を望むポーランドの人たち、それぞれのアイデンティティーを求める物語だった。


2020.2.3読了


〇「文明ってのに和人は追い立てられている。その和人に、俺たち樺太のアイヌは追い立てられ、北海道のアイヌはなお苦労している」
●「文明」の名のもとに進められる政策で生活の糧と引き換えにアイデンティティーを失うアイヌたち、日本もまた列強に対等になろうとあがいていた時代だった。

〇「そこには支配されるべき民などいませんでした」。ただ人が、そこにいました」
〇「劣っている人など、見たことがないからです」(ブロニスワフ)

・人の名前が覚えにくいのが難点だったが頑張って読んだ、読ませるだけのストーリーがあったと思う。とはいえロシア人はもちろん、アイヌの名も覚えにくかったなぁ。とりあえず主人公は「ヤヨマネクフ」でロシアっぽいけどアイヌ。ポーランド人の第2主人公は樺太に流刑になった「ブロニスワフ・ピウスツキ」はポーランド出身。
・皆、故郷を失い自らのアイデンティティを求めているということでは現代、今の自分に通じるのかもしれないとふと思った。だから直木賞で、広く読まれるのかなと。

・樺太の先住民族はアイヌだけではなくて、ギリヤーク、ニクブン、オロッコと呼ばれる人たちもいたことは初めて知ったし、考えてみれば国境なんてないところにいろんな民族がいたことは当然だなと改めて気が付いた。アイヌ以外にも大陸から来た人たち、もしかしたらアメリカ大陸から来た人たちもいたのだろうか?(犬ぞりなんかあるのでそんな気がした) 「文明人」たちが勝手に国境を定めて文明の名のもとに卑しい先住民族を自国の文化に同化させようとする、そういう大きな歴史の動きの中で、自分の民族としてのプライドとアイデンティティーを守ろうとする人たちの物語だった。

・また、ロシア革命前後と樺太やアイヌ、日本の歴史が自分の中で交わった小説でもあった。

・これはまさに歴史小説だった!アイヌの歴史やポーランドの歴史、沖縄についてももっと本当のことが知りたくなった。

・ところで「熱源」というタイトルはどうなのか?具体的には思いつかないけどもっといいタイトルはなかったのかい!と聞いてみたい気もする。






Last updated  2020.02.05 21:21:05
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2019.12.02
テーマ:お勧めの本(5304)
カテゴリ:歴史・時代小説
​​ 2017年秋、膝の湯治を兼ねた温泉巡りテント山行の旅の友にする本を何にするかいろいろ迷った挙句に思い出したのが2年以上前に読んで感動して泣けてしまった図書館本のこの本。文庫本になった上下巻をamazonで購入して山行の友にしてテントの中でほろ酔いになりながら読んだ。で、また泣けた。ちなみに自分も医師であるということが関係しているとは思うのだけど、医師でなくても誰が読んでも感動できる作品だと思う。

2017年10月9日読了


〇「人には百姓も含まれますか」
●稲次家老宅にあった掛け軸の言葉、タイトルの「天に星 地に花(人に慈愛)」は調べたらゲーテの言葉だそうですが、この言葉、とくにタイトルには含まれなかった「人に慈愛」が全体の大きなテーマになってるんだなと改めて感じた。

●実は記憶になかったんだけど、10歳で切腹を命じられた本多家老の息子は元服する15歳まで待ってから切腹になったという隠れたエピソード。切腹がゴールの5年間をどう言いう気持ちで生きたのだろう?

〇死ぬための心構えを得るために・・・精進を重ねたのかもしれない
●だとすれば素晴らしい人生だと言えるかもしれませんね。
●雨漏りのするテントの中で格闘していて気がついたら本が濡れてよれよれになりました。それもいい思い出に・・・

●上巻はいろんな事件があったり大きな動きがあったりするけど淡々と進行、下巻での感動に期待!という感じ。


2017年10月10日読了


〇「丁寧 反復 婆心」〇「医者はつまるところ、治る力を引き出す黒子・・・」「医は祈りにほかならず・・・」
●読み返して改めて日ごろの診療に心がけたい考え方が満載でした。心の洗濯。

●兄からの手紙にも感動です。見る立場が違えばまた違った気持ちやそちらからの真実があるということ。「人に慈愛」

○お前自身(医者)が薬たい。よかな。​●じわじわと涙を誘う後半の下巻でした。季節遅れの夏休みに読んでよかった。(読書感想文の宿題終了!?・・・学校に行ってた頃嫌いだった!!)

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・2年前に読んだ時の感想が見つかったので以下に掲載してみます(感想というよりメモですが、いいところをついていたかなと思います)。今振り返っても名作だなと思います。医者は薬にもなるけど黒子なんですよね。とっても分かるし忘れてはいけないことですよね。

●飢饉、一揆、政治・・・愛読書白戸三平のカムイを連想する物語の中で、その時代の中でそれぞれに自分の人生を純粋に生きて人生を全うするストーリーが一見淡々と進んでいくのだけど・・・心が洗われるような気がする1冊です。

●ゲーテの言葉らしい「天に星地に花」には「人に慈愛」という言葉が続く。身分の違う家老に「人には百姓も含まれますか」と尋ねた純粋な少年の主人公が医者になって成長していく物語でもあり、その中でこの言葉の意味がだんだん深くわかってくるような設計になってました。残酷な場面もあったけど読後感がいい作品でした。
○医者の極意は「丁寧、反復、婆心」
○病を克服する最後の決め手は、患者に宿っている治る力だった。医者はつまるところ、治る力を引き出す黒子だった。
○医師の諫め ひとつ、思い上がらず、二つ、欲に迷わず、三つ、責任をとる






Last updated  2019.12.03 07:28:03
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2019.09.14
カテゴリ:歴史・時代小説
●家康が江戸を作るみたいな作品で注目していたけど未読だった作家さん、「銀河鉄道のほにゃらら」で賞を取ってしまってからは人気作家になってしまったのだけど、そののちに書かれた本が図書館にあったので借りてみた。



●新選組というと自分の中では血なまぐさくて殺伐としたイメージだけど、料理番を任された隊士(菅沼鉢四郎)もいたという話で、歴史小説的でありながらも時代小説や剣術の話というよりも人情的な小説になっている印象だった。つまらなくはなかったけど・・・という感じ。ハードロックでもないしブルースでもないし心に突き刺さってくるものがかじられなかった。






Last updated  2019.09.14 18:58:54
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2019.05.12
カテゴリ:歴史・時代小説
●「火車」で山本周五郎賞を受賞してからその重圧で次の作品が書けないスランプ時代に、編集担当者から「好きな時代小説を書けばいいんだよ」と言われて救われたというエピソードをAudibleの対談で聞いた。その時に書かれた作品で、北村薫さんからも絶賛されて自信を取り戻すことができたという宮部さんにとってとても大事作品だと聞いた。
●ちょっと不思議な12の時代小説短編集。12遍もあるので後味のいいもの悪いもの、サラッとしたものドロドロしたもの、切ないもの・・・あなたの好みは?って感じでいろいろ満載。宮部さんはこういうのを書くのが好きなんだなと再認識できた。

〇あの客はね、行灯を買いに来たわけじゃないよ。・・・あの客は、何か売りたいものがあるんだろう。それも、曰くつきのものをねえ。」(「春花秋灯」)
●自分的に良かったのは、「春花秋灯」「神無月」「紙吹雪」かな。面白いかどうかというとそれなりだねって感じだけど、宮部ファンとしては読んでおくべき本だったような気がする。手元にあるのでまた読み返してみるとまた違うテイストがあるかもしれない。






Last updated  2019.05.12 14:36:26
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2019.04.05
テーマ:お勧めの本(5304)
カテゴリ:歴史・時代小説
​​●久々の大ヒット!めっちゃ面白かった!白土三平「カムイ」や「忍者武芸帳」の世界を平安時代小説版にしたという感じ、ストーリーは力業的な運びだったけどそれだけにダイナミックで痛快&感動的だった。(2019.1.17読了)

●童(わらわ)とは京人(みやこびと)が先住民族に対して呼んだ蔑称、「鬼」「土蜘蛛」「夷」「犬神」「夜雀」などの総称、「童(わらべ)とは純なる者」と語り、大陸からの血を受け継いで皆既日食の最中に生まれた桜暁丸が酒呑童子と呼ばれるようになって戦う話。



​●表紙はおそらく袴垂、裏表紙は鉞を担いだ金時、京人(みやこびと)なのに先住民族の童たちの見方になった者と先住民族なのに京人(みやこびと)になった者、侵略者たる朝廷側の渡辺綱たち四天王が人間的に描かれていてよりストーリーが重厚で共感的になったのだと思う。

●今野敏の「ST 桃太郎伝説殺人ファイル」で知った世界との共通点多し、大陸から渡ってきた人たちの「製鉄」技術を奪うために、彼らや共存している土着の人々を「鬼と呼ぶことによって正当化して侵略する朝廷の話があったが、同じような歴史が切り取られた物語でリアル、歴史上の事実のような錯覚に陥る。

●童って西部劇でみればインディアンの立場から見たお話しかなと思う。

〇「我らの純なる心は京人と混じって宿る。百年・・・千年後、この国の民の中で目覚めることを信じよう。俺は人を諦めない。それが我らの戦いだ」

〇「京人は我らを鬼と呼ぶ。土蜘蛛と呼ぶ。そして童とよび、蔑む。理由などない。己が蔑まれたくないから誰かを貶める」

〇「京人よ、鬼とはお主らの心の中に巣食う魔物と知れ!」

〇「相応しくないと言ったお前は、すでに昨日のお前を越えているよ」
●いつか言ってみたいフレーズだな







Last updated  2019.04.05 20:52:05
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