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本の森で呑んだくれ、活字の海で酔っ払い

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エッセイなど

2020.10.18
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テーマ:お勧めの本(5293)
カテゴリ:エッセイなど
・私、医者です。精神科医ではありません。こんなに緩やかなまったりとした気持ちで生きられたらいいのだろうなあとは思うけど、実際にはなかなか難しい。

・著者のモタさんとは斎藤茂太のこと、歌人斎藤茂吉の息子であり作家北杜夫の兄で精神科医。ちなみに絵を描いている松本春野の祖母は画家で絵本作家のいわさきちひろ(これはまったく知らなかった)。

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2020.10.17読了

・心を病まないための言葉たちとまったりした味のある水彩画

〇がんばりたくない日、気分ののらない日は、それ以上ダウンしないことに留意し、他日の頑張りを期す。
・まったり無理せず生きようというメッセージ

〇でも、とぎれとぎれでも 続けていくことに しています
〇大して才能がないのなら、せめて何か一つは あきらめずに 長く続けることにしよう。
・ときに前向きな生き方も必要だと

〇大切なのは、どんな生き方も「これでよかった」とみずから認める度量と覚悟をもつことではないか。
〇君のおじいさんは、多くの人が成功とは呼ばないような目標を達成することで幸福な生涯を送った。ウォード
・自分の人生を肯定的にとらえることは大事ですよね。(振り返れば自分は否定的にとらえがち?意識下で肯定的な気持ちとのせめぎあいがある感じ)

・丁寧に書かれた水彩画に書かれた味のある深い言葉たち、さらっと読んでいいのか?とは言え熟読する本でもないし。どんな気分の時に読めばいい?本当に必要な時、忙しくて余裕がないときには読めないし読んだとしても上っ面をなぞるだけで本当に読んだことにはならないだろう。ということは読むのは余裕のある時、そして余裕がなくなった本当に必要な時に思い出してパラパラとめくるというのがこの本の使い方かもしれないとチラッと思った。実は図書館本なのでそうはできないのだが、富山の置き薬よろしく購入して手元に置いておくものいいかもしれないとひらめいた。シリーズ本なので前作も読んでみたい。






Last updated  2020.10.18 19:49:38
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2020.09.26
カテゴリ:エッセイなど
​​​・群ようこさんは、アンソロジーで読んだ女子大生の短編が初読みで、「働く女」という短篇集も面白かったので今回はエッセイを初読み。本の雑誌社で働いていたことがあるせいか、何だか言い回しというか雰囲気が大ファンである椎名誠さんに似ている気がするなという印象だったのでエッセイも期待して読んだ図書館本。

・元祖ふとねこ堂のイラストが印象的だった。
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2020.9.27読了


・群さんが「いかがなものか」と感じた24のエピソードを書いたエッセイ。
​〇「予報が当たらないのは私のせいじゃない!天気が悪いんです」(「私はわるくない」)​
●最初のエピソードのとっかかりで女性気象予報士の言葉を引用、目の付け所が面白いと思って読んでいくと何だかくどいなと・・・

・「そういう見方もあるよね」とかはじめは面白く読んでいたのだが24遍もあると途中からだんだんと、スマホもあえて使おうとしない偏屈なおばさんが、自分の価値観から外れた人や考え方をこき下ろすような展開の繰り返しだなあと思えなくもないと読むのが楽しくなくなってしまった。

・同じ現象を語るにしても、椎名誠さんのような突き抜けた明るさのある書き方だったり、北大路公子さんのように鬱屈していてもいいから笑えるみたいな内容だったらもっと違った印象になったと思う。群さんのエッセイは自分にはあまり合わなかったということ。

とはいえ、新たな発見があったり、そうだそうだ!と同意するものもあったので紹介しておく。

〇「あなた、漏らしましたね。これを使わないからですよ」
〇「あなたたちには温情というものはないのか」(「CM」)
●BS放送のCMが高齢者をターゲットにしてそんなに露骨な表現をしているとは知らなかった。そういわれればそうかもしれないが酷いね。

​〇図書館には本来、書店では購入できない、地元の資料であるとか、絶版になっているが読んでおきたい本などを主に揃えてもらいたい。しかし蔵書が整理されるとき、最初に棚から消えるのはそういった本ばかりなのだ。(「図書館」)​
●その通り!パチパチ・・・

・元祖ふとねこ堂のイラストが面白い。こりゃなんだ!?と言いたくなるような妙に人間的で服を着た変な猫のカットが各章の表題のページに描かれている。テーマに合わせているのだろうけどついていけてないのか意味が分からんのもある(たとえば「エビデンス」とか)。が、結構笑えるので許す。
​​






Last updated  2020.09.27 22:28:17
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2020.07.04
テーマ:お勧めの本(5293)
カテゴリ:エッセイなど
​​​​・朝日新聞に連載された「村田喜代子の文章口座」の単行本化。テクニックよりも個性的な視点や発想が大切だということが伝えたいことの大きな柱で、素晴らしい子供の作文がいくつか紹介されていたのが面白かった。

・全ての作家がそうなのかは分からないが、少なくとも村田さんは1日24時間文章を書くことを意識しながら生活していることが分かって凄いなと思った。夫婦喧嘩も観察・文章化の好機だと考えて客観視する下りは笑えてしまった。

2020.7.4読了 いい本なんだけど中古しかないみたいです

​良い文章とは 1.自分にしか書けないことを 2.誰が読んでもわかるように書く​
・この部分がこの本を読んで最も強く印象に残ったというか再認識させられたところで、以下の抜粋もすべては同じ意味で良い文章を書くために通ずる言葉だ。

〇書く行為はまず世の中を見る目を養うことから始まる
〇一つの文章をうまくまとめるのも大切だが、その前に発見や思考がある文章を書きたいものだ
〇そしてその中に、その人だけの考え方や発見が1行でもあれば、その文章の価値というものになる。

・作家は、日常生活の中で目に見えた風景や聞こえてきた会話などを観察して文章化する練習を常にしていて、1日24時間365日ずっと文章を書くことばかりを考えて生活しているのだろうか。作家さん皆がそうかどうかは分からないが、少なくとも村田さんはそうらしい。

​大切なことは、観察したこと、聞いたこと、考えたことを放置せず、時間を見つけて文書化することだ。そうすれば、1週間に1つは何かまとまった文章が出来上がる。​

・作家になる予定もつもりもないが、職場の女性たちの悪意のこもった日常会話にストレスを感じて耳をふさぐ生活から脱却、彼女らを観察対象として客観的にみることができれば、ついでに文章化の練習もできればと、ついにひらめいたのだ。明日から活用してストレス軽減になればいいなあ・・・

私など家で夫婦喧嘩をやっていてもいつのまにか観察、文章化のクセが働く。たとえば会社から帰った夫が夕食の支度がまだ出来ていないことに怒って、「今何時だと思っている!」と怒鳴ると、
「今何時だと思っている!」と彼は怒鳴った。
と私は口の中で呟くのである。これは描写とセリフの勉強になる。「何をしていたんだ!」と彼が言うと、
「何をしていたんだ!」と彼は押し被せて言った。
とまた頭の中で文章にする。何でも勉強。夫婦喧嘩も好機である。
・作家ならではの笑えるエピソード。自分の書いた作品が高校入試の国語の試験問題になることがあるが、解答してみると著者なのにいい点が取れないというエピソードも面白かった。国語の教育って大丈夫なの?と思ったりする。
​​​​​






Last updated  2020.07.04 16:09:16
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2020.06.18
カテゴリ:エッセイなど
​​・こういった本は何冊か読んでいるが、そのきっかけには2面性があるような気がする。一つは「自分は酒好きではあるがアル中なんて他人事だ」という立場で読んで「あるある!」とか言って笑いたいという立場、もう一つは「自分はアル中かもしれないが本を読んで何とか酒をやめるきっかけにしたい、してみようかな?できたらいいな・・・」という立場だ。リアルな自分は自分でもきっとアル中だろうなという認識はあるので、自分を含めたアル中の奴らを笑い飛ばしたい気持ちもありつつ、このままではやばいので何とか脱出できないものかと藁にもすがる思いで読んでいるのだ(たぶん)。
・しかし、今までに読んできた本の中でそんなワシの期待に応えてくれる本に出合ったことがあるだろうか?この本のことをどこで知ったのかは忘れたが、「元アル中」で「コラムの達人」と呼ばれる小田嶋さんの告白本を読んでみることにして図書館本。わりと待ちがあったので同じような人も案外多いのかなと思って安心したりしていた。そして順番が回ってきて読みはじめたのだが・・・

2020.6.18読了


​​・読んで面白かったかと言われると、全然面白くはなかった。少なくとも笑えるところはなかった。では読んで酒をやめる気になったかと問われれば、確かにそういう気持ちは持ちながら読んでいるが、読む前からそういう気持ちがあるから読んでいるわけで、この本を読んでちょっとくらいは気持ちが強化されたかもしれない程度かな?と思う。そもそも酒を飲みながら読んで、この感想も酒を飲みながら書いてるんだからもう著者に申し訳ないやら自分が情けないやらですわ。

​〇「40で酒乱、50で人格崩壊、60で死にますよ」(医者からの宣告)​
●たしかに医師としてそんな患者さんをたくさん見てはきた。ワシもう還暦過ぎたから大丈夫?というか平日は朝から出勤して日中は素面で仕事をする生活を続ける必要があったから何とか保てていただけかもしれない。定年退職したら恐ろしいことになるかもという不安はけっこうリアルに感じるのだ。

​〇「アルコール依存は治らない。」・・・今も私は“断酒中のアルコール依存者”です。この状態は、坂道でボールが止まっているみたいなもの、だと言われています。​
●この坂道のボール表現は絶妙ですね

​〇まず、「飲んじゃった」が先にある​
●ストレスから解放されるためとか、ショックかを忘れるためとかなんとかいうのは全て後付けだと言われれば確かにそうかもしれないなと初めて気が付いた。

​〇原稿は実はそこの、ちょこっとだけ酒が入っている状態の比較的精神の安定しているハザマで書いてました​
●素面の時には思いつかないようなことも、ほろ酔い加減のときにアイデアがどんどん浮かぶような気がするのは本当で、かなり強い思いなのだが、すぐに酔っぱらってしまうので肝心なほろ酔い加減の時間はとっても短いと言われれば確かにその通りなんだよな。分かっているんだけど酒に頼ってしまうっていうのが本音かな?いいわけなのかな?

​〇酒がない人生を一から組み直す
〇「酒がない代わりにオレはこれを始めたぞ」
〇アルコールなしの別の人生を、習慣としてではなく、アタマで考える計画的な行動として人工的に企画立案する能力・・・​
●ただ飲酒を我慢するだけだとすぐに再発するが、酒を飲まない生活をプロデュースすることが必要だということは新たな発見で説得力あり。

・参考文献と言っていいのか分からないが、「呑めば都/マイク・モラスキー」と「吉田類の酒場放浪記」は機会があれば読んでみてもいいかな?毒を食らわば皿までみたいな感じで。

​〇アルコール依存症に代わる新たな脅威(=スマホ)
〇スマホを眺めている人間は、自発的な思索をやめてしまっているわけで、外部に情報を求めるということは、自分の頭で考えないことそのもの・・・情報集めばっかりしていると、自分のアタマが動かなくて、原稿が書けなくなる・・・私は原稿を書く商売だから余儀なく情報遮断の時間を確保しているけど、そうじゃない人が電源を切って自分のアタマでものを考えるというのは、これは案外難しい試練かもしれない。​
●PC、ネット、SNS、スマホで確かに生活は便利になったけど、なんだか生活感がなくなったというかうまく表現できないけど生きていることがリアルじゃなくなってしまったような気がする。歩きスマホはしないけど、家にいる時間のほとんどは酒を飲みながらPC触っているか本を読んでいるかという危険人物がここにいる。






Last updated  2020.06.18 20:56:22
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2020.03.29
テーマ:お勧めの本(5293)
カテゴリ:エッセイなど
・1996年11月に岩手県一関市で開催された「作文教室」3日間の記録。講師が井上ひさしさんでその受講者が141人の仲間たちというわけだ。
〇いちばん大事なことは、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということ
●なるほどと思った。意識するとハードルが高くなって感想文が書きにくくなってしまうなあ。
なので、書かれてあった内容からなるほどと思った「作文(文章)を書くときに気をつけたいこと集」を書きだして感想文という体裁にしてしまおうことにした。


2020.3.26読了


〇「いきなり核心から入る」ことが大事なんです(〇「みなさん、まず下書きを書きますよね。そうすると、だいたい前のほうはいらない。」)
●これは理解できるし今日からでも使える。というか今までも意識していたことだと思った。今後はさらに確信をもって意識していきたい。

〇「必ず文章が間違った方向へ行く言葉」を実はみなさん、たくさんお使いになっている。〇「ので」とか「から」とか「―なので」「―だから」と書いたとたんに、文章が難しくなってしまうのです。「理由」を、次に言わなければならないからです。・・・「―が、」なんてのも、そうです。
〇文章に接着剤を使いすぎるな。〇接続詞とは、「にもかかわらず」「にくわえて」「とともに」「とどうじに」「につづいて」「のほかに」「ものの」「だけに」「うえに」「するいっぽう」「しつつ」と言った文章の接着剤〇「―ので」「―ために」「―から」「―ことにより」といった「理屈を連れてくることば」―これが接続助詞です。〇・・・簡単に文章ができちゃう。しかし結局は、読み手のほうの短期記憶の容量からはみだしちゃうんですよね。
●何だか文章が長くなってしまう傾向があって、英語みたいに関係代名詞もないし分かりにくくなってないかとか、同じ接続詞が続いて変だなと思って直したりしていたが、接着剤を使わずに文章を短くしたほうが書きやすいし分かりやすいってことだと理解した。早速、意識して文章を書くように意識している今日この頃。この感想文はどうなのかなあ?

〇自分を指す人称代名詞は、ほとんどの場合全部、削ったほうがいいんです
●なるほど

〇意識をなるべく研ぎ澄まして。観念的に、じゃなくて具体的に。理屈ではなくて、具体的に。
●なるほど、意識してみます

〇日本の国語教育は、まず、ものを良く見る。その見たことを、そのまま書くという仕事―これをしっかり教えないといけない。みんなに小さな文学者、小さな詩人みたいなことを要求しても無理です。
●なるほど。見たものをそのまま書く、同じものを見てもおそらく見た人によって違う表現になるはずだしね。

●「は」と「が」の問題(「象は鼻が長い」問題)も正直に言うと自分的には相変わらずまだスッキリしてないのだ。

〇人間は書くことを通じて考えを進めていく生き物です。・・・ものを考える一番有効な方法―それは「書く」ことであるということを確認して、わたしの話を終えたいと思います。
●なるほどです。確かにそうです。いつか「書く」が「入力する」に代わるのかもしれないけど、手書きの魅力や威力も捨てがたいと思う。どちらにしても作文をする中で考えを進めていくということに改めて教えられたと思う。作文というか文章を書くということは面白いしいいことだなと再認識した。

●このブログでは本を読んだら駄文の感想をアップしているのだが、この本を読んだからには少しずつでももっとましな文章が書けるように努力したいと宣言しなければならないだろう。






Last updated  2020.03.30 21:05:26
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2020.03.24
カテゴリ:エッセイなど
​​・30年間毎日かかさずに酒を飲み続けていた元パンクロッカーの作家が、突然に酒をやめた。タイトルだけで期待して借りた図書館本。人気があるようで予約が多くけっこう待たされた挙句にやっと手元にやってきた(しかも新型コロナで図書館閉館中のこの時期に)。

2020.3.24読了


​〇酒を飲まないからといってあまり賢くない人が賢くなる訳ではない。けれども酒を飲むと賢い人が阿保になる。そして阿保はもっと阿保になる。どうやらそんなことのようだ。
●「結論はそれ?! そんなことは本を読む前から分かってるんですけど」とがっかりしたのだった。

・期待が大きすぎたせいかもしれない。酒を飲みながら飲んだ私がばかなのかもしれないが、肩透かしされた感じ。いつか面白くなるかもしれないからと我慢しながら読み続けたが、終盤までずっと屁理屈をこねくり回すばかりで何が言いたいかほぼ意味不明、最後のほうは禁酒してからの状況が書かれていてちょっとだけ読めたが、これもよくある話でイマイチなあという感じ。とはいえ、この本が面白かったという人もいるようなので、おそらく自分には合わなかったということなのかもしれない。(じゃあ自分はこの本に何を求めて読んだのかというと何なんだろうと思う)

〇大伴旅人「酒を讃むる歌」十三種は面白い、この存在を知ったのがこの本を読んで得た最大の財産かなと思う。とは言えどうせすぐに忘れてしまいそうだけど・・・






Last updated  2020.03.30 19:52:34
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2020.03.23
テーマ:お勧めの本(5293)
カテゴリ:エッセイなど
​​・井上ひさしさんと言えば「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」という言葉が第一に浮かぶ。彼がどこかで述べた言葉らしいのだがいつどこで語ったかは記憶にない。真実をついた素晴らしい言葉だと思っている。

・著者の国語に関する本、初読みだと思って調べてみたら何と8年前に​「日本語教室」​という本を読んでかなり影響をうけたみたいなことを書いていたのが見つかった。すっかり記憶にない。それほど自分の血肉になっていたのだろうと考えたいが・・・ある程度はそうなのかなと妥協することにする。

2020.3.20読了


​・一般の人から寄せられた日本語についての質問に対して返事するというラジオ相談室的な体裁の企画がどこかであったらしい。この本はその中で井上ひさしさんが回答したもののうち60編をまとめたもののようだ。
・表紙のイラストもそれ「らしくて」良い

・日本語に関して「これは如何なものか?」と問われた質問に対して、井上氏がかなり真面目に調べたり考えたりして答えている印象。「日本語は乱れてるんじゃないか?嘆かわしい!」的な感じでエラそうに質問者に対して「まあ、それもありなんじゃないですか」と答えるのが井上流なのかなと思う。質問者の了見の狭さがそれとなくたしなめられて、井上さんのというか日本語の度量の大きさが語られてるとさえ感じる部分がけっこうあってうれしい。

〇「一番最初」「いま現在」は間違いか・・・「後悔するなよ」と云うより、「後で後悔するなよ」と云うほうが調子が整って云いやすいと思うからです。

〇「馬の股に藁1本」(早口言葉というか繰り返してしゃべったら・・・)

〇「ノデアル」は意見、「デアル」は事実
●・・・分かったような分からないような。「なのだ」と「だ」と同じなのかな?

日本語は形容詞が不足している(柳田国男)ので、名詞に「らしい」をくっつけ、形容詞を大量製造しているらしい
●なるほど!「っぽい」とか「○○風」とかも同じでしょうか?今回の大発見はこれかなと思う。

「○○ちゃんのばか」と言う。このときすでに、仲直りが予想されている気がいたします
●鋭くて深いなと思いつつも、それで正しいのだろうかと井上先生を疑ってしまったりもする。「のばか」でなくて「は、ばか」だったり「が、ばか」だったりすると全然意味が違ってくるのは確かで助詞「の」の働きは深いなと思う。井上先生の答えだけでは何となく納得がいかない。「象は鼻が長い」の「は」と「が」問題以上の日本語的問題ではないだろうかと思う。大野先生なんかは何て言うんだろうな?(すでにどこかで語っているのかもしれない)

〇(異字同訓について)反対語が役に立ちます。「固い-ゆるい」「堅い-もろい」「硬い-やわらかい」と覚えておくとめったに間違いません
●なるほどー!と思ったのだけど、じゃあ「はかる」はどうするのという問題が・・・反対語は「はからない」???形容詞はいいけど動詞には通用しないのだろうか?今日は酔っぱらってしまって他に例が思いつかなくなってしまったが、覚えておいて宿題にしよう。

<私の井上ひさし史>
・本書の感想だけでは足らぬので自分にとっての「井上ひさし史」を思い起こしてみた。
・井上ひさしさんのイメージとして思い浮かぶのは自分史の中で言えば、まずは子供の頃毎日楽しみにしていたNHKのTV番組「ひょっこりひょうたん島」と脚本を書いた人だということ。著書を実際に読んだのは大学生になってから。当時、何冊か読んだはずだけど覚えているのは「モッキンポット師の後始末」だけで、それも面白くて吹き出しながら読んだということだけで内容は忘れてしまった。東北出身で浅草六区のストリップ劇場などで仕事しながらラジオやTVの脚本を書く仕事を得ていったとか、お母さんが豪傑だったみたいなエピソードも当時読んだ本から仕入れたネタだと思うが記憶が定かでない。ちなみに学生当時にタイムリーで出版された「吉里吉里人」は長かったので読んでいない。(自慢じゃないが未だに読んでない。)
・社会人になってからは、「こまつ座」という劇団を立ち上げたことを知って「へぇ~」と思ったり、憲法に関することなどでの左翼的な立場の発言に好感を抱いたり、いろんな付加情報を得た。そのうちに「父と暮らせば」という作品が演劇や映画で公開された。これも結局、観に行かなかった。
・「ひょっこりひょうたん島」での出会いから笑える作家になって、今では国語の先生になっているのが井上ひさし。すでに亡くなっているのが残念。






Last updated  2020.03.29 12:05:41
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2020.03.22
テーマ:お勧めの本(5293)
カテゴリ:エッセイなど
・「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」という井上しさしさんの含蓄のある言葉といっしょにシンガーソングライターの笠木透さんが紹介してあったので図書館で借りましたが・・・最後まで読んでもこのフレーズは出てきませんでした。他の本か講演での言葉だったんでしょうか?

・ほんとに頭の良い人は難しいことをやさしく話せる人だと思っていたのですが(簡単なことを難しそうに言って偉ぶっている輩は鼻につく)、さらに深く、愉快に、真面目にってのはカルチャーショックでした!ってこの本には関係ないけど・・・

・なんだか日本語を見直して日本語がが好きになってくる本でした。
・例によって ●自分のコメント/○本からの引用 です。


2012.2.7読了


○「母語は精神そのもの」=「言葉は道具ではない」(母語以内でしか別の言葉は習得できない)
●だからしっかり日本語をものにしなくちゃいけないってこと
 
○芝居の言葉は「やまとことば」じゃないとダメ・・・漢語だと観客の理解が一瞬遅れる
 
○「権利」と「自由」・・・外来語を漢字で翻訳するときの問題
「ライト」→「権利」:もともとは「力ずくで得る権利」というニュアンス
「フリーダム」→「自由」:もともとは「わがまま勝手のし放題」という意味
どちらも日本人の遺伝子にはよくないこととして染み込んでしまった
 
○日本語の発音
「あ」:口の中の中心の低いところから出てくるので母音の音色としては非常に安定して大きい
「う」:苦しいときとか辛抱する時に「うー」という
 
○日本人訛りの英語をきっちり使えればいい
●もともと日本語の発音にないものやアクセントも音程だけでなくて強弱もある外国語なのでそういう考え方もありかなと思う。努力はするけど同じように話すことより訛りのある英語で伝えることのほうが大事だと思う。(目からウロコ!)
 
○「は」と「が」の違い:大野晋説
既知の旧情報には「は」、未知の新情報には「が」
●なるほど!
 
●今まで日本語は世界では少数派で不便、つまらないものだと思っていたけど日本語って誇らしいものなんだなぁって思えたのが最大の成果だと思います。必ず母音で終わる美しく力強いことばなんですね。しゃべり方もちゃんとしなくっちゃと思った。​​​​​​​​






Last updated  2020.04.04 14:08:38
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2019.10.01
カテゴリ:エッセイなど
読もうと思ったきっかけはすでに忘れてしまったけどの図書館本。これからも(これからは?)カミさんと平和に暮らしたいという気持ちでヒントを求めたんだったかな?と読み始めてみたら期待したのと違った!というのが正直な第1印象だったが・・・・


●前半第1章は妻にネガティブトリガーを発動させないための、後半第2章はポジティブトリガーを発動させるためのノウハウが書かれているという構成。

●これは「妻のトリセツ」だけでなく、「職場に女性たちのトリセツ」だったり、「女性患者さん(といってもおばあさんばかり)のトリセツ」としても応用が可能なのではと思い期待しながら読んでいったが・・・

●著者の黒川さんはワシと同い年なのに、扉の写真で見ると何だか無理に若作りしてる?昔の写真ですか? という感じ。それも別に悪くはないけど、その見た目と重なって脳科学者を名乗っているのに科学的根拠を示していない決めつけばかりなような気がして書いてある内容に何となく納得がいかない。

例えば、
〇そもそも、男性脳には、女性脳が勝手に夢見る「包み込むような思いやり」という機能はついていない。標準装備ではなく、経験で培うオプションなのである。
●少なくとも確かにワシには装備されてないことは確かだな、これだけは納得できた。

〇察することが愛だと思う女性脳。認めてもらいたい女性脳。自分だけを特別扱いしてほしい女性脳。ときには、愛の言葉や甘いやさし言葉も欲しがる女性脳。
●うちのカミさんは違う脳を持っているように思っていたけどそうなの?突然に「愛しているよ」とか「君が大切だよ」とか言ったら妙に勘繰られて「あんた何か後ろめたいことがあるんでしょう」とか言われて逆に修羅場になりかねないような気がしないようでもない。

〇女の会話の目的は共感〇大切なのは夫が共感してくれたという記憶
●男は説明や解決を求められていると思って対応しがちだがとりあえず共感することが一番大切らしい。今まで妻との会話では対応を間違っていた可能性は大、職場でもある意味そうかも?一部の患者さんに対してもそうかもしれないと考えた。むしろこれはコミュニケーションの本道かもしれないと思えてきたぞ!
〇事実を肯定するときも否定するときも、その前に、妻の心根は肯定してやる。これこそ、夫が知っておくべき「黄金のルール」である〇絶対に心は否定しないことなのだ〇心さえ肯定しておけば、事実は、どっちに転んでも大丈夫
●相手の感情に対して共感すること、これは緩和ケアでの医療コミュニケーションでも重要な技法だとされている。妻のトリセツでも必要だったなと改めて再認識した。当然、職場の人間関係でもだな。

怖い事実が統計で明らかにされていた
〇妻と離別した男性は、妻がいる場合と比べて、40歳時での健康寿命が約10年短くなる(「人口学研究」第33号)
〇「心の支えとなる人」について、日本人男性は1位が配偶者あるいはパートナー(約80%)で、2位が子供(約50%)なのに対して、日本人女性の場合は、1位が子供(65%)、2位が配偶者あるいはパートナー(54%)である(この傾向は外国でも似たり寄ったりらしい)
●この結果をどう読み解いて教訓にしていくかが問題。いまさら妙に歯の浮いたようなことも言えないし、媚びへつらう気はないけど、多少のノウハウも学びんだので、還暦を過ぎた残りの人生改めるべきところは改めて、平和共存の夫婦生活を送りたいと思う。

●読み終えた時点ではつまらない本だと思っていたけど、こうして振り返ってみるといろいろこれからの生活に役立ちそうだということになるのか?そうだとすると何となく悔しい気がする。著者であるあの若作りなエセ脳科学者の顔が浮かんできて、「あんたの言うことすべてを納得したわけじゃないからな!」と言わないと収まらないような・・・・(著者のことは全く知らないんだけど)






Last updated  2019.10.01 21:03:30
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2019.09.14
テーマ:お勧めの本(5293)
カテゴリ:エッセイなど
●ゴミ屋敷にちかい汚部屋を片付けてきれいにした著者が書いた実録お片付けコミックエッセイ。自宅も職場もかなりやばい状態で何とか片付けなくてはいけないと思って図書館で借りてみた。



●最大のポイントは〇たまりにたまった「持っているだけで安心するモノ」を処分していこう!、である。〇棚は使わないものを入れておく場所じゃない!使うものを入れる場所だ!、というのも納得。使うものとは、この1週間で、この1か月で、この1年でつかったものという割り切りも必要だなと納得。

●さあ、捨てるかあ!一緒に借りた「老前整理のセオリー」は思っていたのと違っていまいちだったので読み終えずに返却した。






Last updated  2019.09.14 19:14:37
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