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本の森で呑んだくれ、活字の海で酔っ払い

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コミック

2020.08.22
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テーマ:お勧めの本(5293)
カテゴリ:コミック
・日本の古典的絵巻物「酒呑童子絵巻」「道成寺縁起」「土蜘蛛草子」をその絵と言葉をそのまま生かして漫画にして蘇らせようというチャレンジングな企画の本。(コミックに分類するのは違う気がするがとりあえず・・・)

2020.8.21読了


・​今村翔吾さんの「童の神」​を読んだり桃太郎伝説の由来を知ったイメージでは、酒呑童子や土蜘蛛は地方の豪族や住民たちのことで、彼らを侵略した朝廷を美化するための都の人たちの文化なのだろうと思うといい気持ちはしない。源頼光や渡辺綱が人間味のある武人で英雄であったのか政略に長けた非人道的な人であったのかは分からない。地方豪族の生まれなのに朝廷側について四天王になった坂田の金時しかり。

・古典的な絵巻物を読み込んで、ネームを作って紙面構成を考えて原画をそのまま取り入れて漫画に作り替えた試みは大胆で面白く大きく評価してよさそうだと思う。とは言え、原作の絵巻物は見たこともないので何とも言えないが、歴史的な価値を脇において考えれば、ストーリーもイマイチだし絵もちょっと気色悪いしどうなんだろうとも思った。






Last updated  2020.08.22 19:36:00
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2020.01.09
カテゴリ:コミック
・老いをテーマに選んだ14人の作家の漫画集。読んだことがあるのは、手塚治虫、水木しげる、岡野雄一、つげ義春、白土三平の5人だけで、他の9人は全く知らない漫画家さん。それぞれに味わい深いが理解できないものもあったかな?


2020.1.9読了


・認知症がテーマの「四」、介護する息子の視点から見た岡野さんのペコロスシリーズは既読で面白いのは分かっていたが、本人の視点から見た2作品の、「5月の風の下」(うらたじゅん)と「田辺のつる」(高野文子)はまた哀愁を感じて興味を持った。高野さんの作品が1980年発表だったって驚きを感じる。


・でも一番好きなのはやっぱ白土三平「ざしきわらし」だな。生き延びた下忍の話でたぶんこれまでに何度か読んだことがあるはずだけど忘れてしまっている。なのに何度読んでもいいなと感じるって我ながら馬鹿だなとも思うけど、だからいい作品、好きな作家と言えるんじゃないかと思ったりもする。







Last updated  2020.01.09 22:13:00
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2019.09.16
テーマ:お勧めの本(5293)
カテゴリ:コミック
●TVドラマ化されたんですよ、ついに!って当初からのファンとしては嬉しいようであり寂しいようでもありです。TVドラマは1回だけ観たんだけどイメージと違ってイマイチ、途中でやめてしまった。自分の中でイメージができちゃってるんですよね~。
●前回のアルコール依存症シリーズに続いて今回は、貧困でネグレクト的な母子家庭の問題を取り上げた話になっていてリアル。無責任だと思っていた母親の歴史をたどれば貧困の連鎖が・・・・


●クールで割り切った仕事をするはずだった栗橋が担当のこのケースを扱う中で悩むところに共感する。

●10年以上も前のことだけど・・・・友人の弁護士が、子供を虐待して死なせた母親「いわゆる鬼母」の弁護をする裁判を傍聴したことがある。そんな「鬼母」に弁護する必要があるの?と思っていた。ところが友人の弁護士の弁護は素晴らしくて説得力あり、母親の成育歴や結婚生活、子育て環境など、なるべくしてなった、救いの手が差し伸べられなかったことが問題である、という弁護を聴いて目からウロコだった。10年以上前のことだったけどこのコミックを読んで思い出した。

●こんな時代だけど、いやだからこそ憲法25条を意識していかなくてはいけないと思う。


●還暦を迎えたおやじにはもう泣き所満載だった。貧困の連鎖にとらわれていた美琴と子供たちが立ち直る物語だけど、クールだったケースワーカーの栗橋が人間的に描かれていて彼女の成長物語でもある。なんだか健気な娘の成長を見守るお父さんのような気持ちでまた涙が・・・・

ただでさえ貧困でやっと生活保護とれたばかりなのに妊娠してたぁ?!父親とは連絡が取れない?!
〇「常識で・・・」「世間的に許されるかどうか・・・」
〇「私・・・いいんですね?この子を産んでも」●うなずく栗橋にも相当の覚悟が見て取れる
〇「憲法13条幸福追求権に基づいて仕事しました。我々 公務員は法に則って仕事するしかありませんので。」●上司に啖呵を切る栗橋かっこいいぞ!

〇「これは佐野(美琴)さんの物語なのだ。彼女が『彼女の人生』を生きる・・・」●これってワシら医療関係の者も常に念頭に置くべきことだよね。

●おなかの子供の父親ちひろがどんな気持ちなのかわかるエピソードとして5本指手袋のエピソードはよかったと思う。ビデオレターも、言葉で語るより。

〇火が付いた-「私からも説得してみましょう・・・言葉を尽くして-・・・ 冷静に。」
●拘留中の夫に離婚届の署名をさせるために刑務所で面談に行く栗橋、結局、大声を出してしまったが署名をさせた。この場面、圧巻で溜飲が下がるというかとってもすっきりしたんだけど・・・
〇未熟な親ぶったたいて・・・溜飲下げて、悦に入りたかった?別に・・・正義の味方じゃないし・・・『悪者さがし』の旅をしていたように思う
●栗橋、めっちゃ成長したなあ。ついにワシを乗り越えたか!そう、その夫だってきっと物語を持っていて援助を必要としてるんだろうね。

●看護学校に受かった欣也君の話もあって全体としてハッピーエンドになったラストだけど、それはとっても救われる気持ちになってよかったと思う。ここがゴールではなくてスタートではあるので、また後の作品で途中経過など知らせてもらえたらうれしいなと思う。






Last updated  2019.09.17 22:20:39
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