「運動」は体にも心にもいいのだ!「親切」だって自分のメンタルにいいらしい
落ち込みやすい女性の同僚がいて、彼女はジムに通って筋トレを中心にトレーニングしているのだけど最近は疲れて休日は眠ってばかりだというのでとても心配。 落ち込みやすい彼女には、以前読んだ本に「有酸素運動をするとオキシトシンやいろんなものが出てきて気分も体調も良くなるらしい」とか「親切もいいらしいよ」と書いてあったよと話したのだが、実は詳細は忘れてしまっているのだ そういう自分ももう20年近く前にうつ状態になったことがあって、それをきっかけにランニングを始めたのだけど、ここ数年、オーバーユースか老化かあちこち痛くなって走らなくなってから(それが原因かどうかは確定できないけど)また気分が落ち込み気味だった。で、あれこれ本を読んで考えたことがあるのでそれらの本を振り返りながら紹介してみたい。脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方 [ ジョン・J.レイティー ]楽天で購入2017.3.19読了●アメリカの落ちこぼれ高校の生徒に早朝運動プログラムを取り入れたら成績優秀になったという衝撃的なレポートが導入でめちゃくちゃ興味をそそられる●運動すると脳が活性化されて記憶力など冴えて来るらしいので仕事前の運動=通勤ランはルーチンにしようかなと思ったり、「うつ」や「老化」にも効くということだし治療だけでなく予防効果もあるとのこと。そういえば実生活の経験でも走らないと精神的に不調になるような気がする、心の不調や病気が実は脳に起こっていることの結果だと再認識できたというか、そもそも精神的な不調に陥った時にランニング事始めしたのだけどそれが回復のために良かったのかも?と今更気が付いた。●再開した通勤ランは仕事のためにも継続してていくつもり。精神衛生のため、ボケをはじめとした老化を遅らせるためにもほどほどでランニングは続けていこうと思います。●臨床的研究や生理学的研究の結果があれこれ書いてあるけど結論は表題の通りそのまま「運動で体だけでなく脳も鍛えられる」ということ、もっと簡潔に結論だけが分かりやすい本にすればいいのではとも思ったが、2009年に出版されて8年、あまり世の中の情報が変わってないのは効果がなかったのか企業の利潤に結び付かなかったからなのか?と勘繰りをいれたくなってしまった。脳からストレスを消す技術 セロトニンと涙が人生を変える (サンマーク文庫) [ 有田秀穂 ]楽天で購入2017.4.9読了〇心のストレスの正体は、「脳が神経伝達物質を通して感じるストレス」「ストレスには勝てないと気づくこと」●そう考えると何だか性格のせいだとか不器用だからとかというわけではないんだと気が楽になって冷静というか客観的に考えられそう。〇学習脳:ドーパミン、仕事脳:ノルアドレナリン、共感脳:セロトニン・・・三つのバランスを整えるセロトニン脳の安定が大切で、〇セロトニンを高める秘訣は「太陽の光」と「リズム運動」●ということなので通勤ランはいろんな意味でプラスな気がする。(この前読んだ「脳を鍛えるには運動しかない」とも合わせて合理的かも)〇ストレスが溜まっている状態というには交感神経緊張が高まっている状態・・・〇情動の涙が流れるとストレスが解消されるのは、脳内が交感神経の緊張状態から、副交感神経有意にスイッチングされるから○涙を流したときは「スッキリ」し、笑った場合は「元気が出る」という違いがあった○「これはいつ見ても泣いてしまう」という泣ける素材を・・・●なので「myこれは泣けるリスト」を作ろう!(本?コミック?映画?忙しいので30分以内で泣きたいかも?)と思ったのだけどイマイチいいものができていないのだ。GO WILD野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフ [ ジョン・J.レイティー ]楽天で購入2016.12.7読了●計らずしも6年前に読んで影響を受けた「BORNtoRUN(走るために生まれた)」の流れをくむシリーズという位置づけだと書かれてあった。農耕時代以降になって失われてしまった狩猟時代の生活こそが自然で、食事、運動、睡眠、思考・・・を野生化しようという内容。炭水化物やめたり走ったりしているけど全然野生化せずに腰痛やストレスに悩まされてるのはどうゆわけだ!走っても気持ちが高揚しないのはやりかたがまずいのか?諸悪の権限は酒か?●寝たら寝るほどいいらしいのでよく寝よう!部屋を暗くして・・・〇野生の体には癌も鬱も高血圧もない!?●狩猟時代にうつ病がなかったなんて証明できないだろうと思うし、もしうつ病になってもすぐ死んじゃっただろうと予想されるけど・・・〇自然は人間に無関心〇進化は人間個人の有利ではなく種の保存に有利な条件にはたらく・・・なるほど親切は脳に効く [ デイビッド・ハミルトン ]楽天で購入2017.4.20読了(正確には本書ではない)表題&〇 「幸せ物質オキシトシンで人生が変わる」●がエッセンスで、「親切」のほかにキーワードは「情け( 共感から生まれる )」「感謝」「許す」かな?●「許す」については「情けは人の為ならず」ということね。〇感謝日記をつける●良さそうかなと思って始めてます。が、それ自体が負担でオキシトシン減りそう!?〇小さないいこともね●親切にするだけではなく感動したり感情を表に出したりしたほうがオキシトシンが出ていいらしい。そりゃそうだろうなとは思うけど感情を表に出さないように生きて来たので今更は難しそう?●他者とつながるかぁ・・・分かるけどそれが辛く感じるときもあるし、離れてからまた群れに戻る時に勇気が必要だったりするしなぁ・・・とは言え自分の存在感やアイデンティティーを確認するのに人とのつながりが不可欠な要素であることは確かで、それを再認識できたことに価値がありそう。(残りの自分の人生にとってですけど、なるほど)●ビジネス本やこんなジャンルの本はあまり読まなかったんだけど・・・精神的に落ち込んだり仕事で考えることがあったりで今年になって何冊か読んだ。それなりにタメになった気もする。でもすぐ忘れちゃうんだな、たぶん。