「ナゴヤ歴史探検 (ぴあMOOK中部)」(中学生の副読本だがかなり面白いぞ)
・名古屋の暗渠とか河川の歴史に関心から何か資料として面白いものはないかと借りた図書館本。何でも名古屋市立中学校の全生徒に配られる“郷土の歴史を学ぶ副読本らしい。ナゴヤ歴史探検 知っておきたい15の史実 (ぴあMOOK中部)価格:913円(税込、送料無料) (2020/12/5時点)楽天で購入2020.12.4読了・堀川の記載とか面白い記事とか地図もあるにはあったが、目的の意味ではあまり役に立たなかった。とは言えナゴヤの歴史を知ること自体が結構楽しかった。ちなみに、名古屋には大学入学から40年以上住んでいるが小中学生の授業を受けてないせいかイマイチ歴史にも地理にも疎い。地下鉄やバス路線もいまだに苦手である。・2000年以上前の海岸線が熱田台地の西岸あたりだったとか、鎌倉街道が潮の満ち引きで3通りの経路があったとか地形の変遷も興味深かった。戦国時代の小説でも読んだことがあるような気もするが・・・・三大英傑以外にも前田利家、加藤清正、柴田勝家、佐々成政もみんな名古屋のうまれだとは全然知らなかった。中学生の副読本なのでよもやガセネタではないだろう。・今まで聞いたこともなかった山田才吉さん。守口漬けを発案してから缶詰工場をつくって大もうけした人らしいが、金にまかせて作った「南陽館」や「竜宮館(名古屋教育水族館)」が今の「南陽通」や「竜宮町」の地名として残っていると知って感慨深い。・というわけで、予想していたものとは違ったけど結構面白かったという、よくありがちな本だった。