2009.07.19

海の日に山を想う トムラウシ山 遭難

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カテゴリ:時事

 北海道大雪山系のトムラウシ山で、縦走ツアーに参加した登山グループが遭難しました。

日本の夏山でなんと10名の方が亡くなられました。その全てが50~60代の中高年者です。

旅行を企画した会社にも責任があるでしょうし、ガイドの判断にも責任があるでしょう。

 でも相手は自然です。ツアー参加者の山に対する認識が甘かったせいもあるでしょう。

    トムラウシ山 トムラウシ山の山頂を望む

標高2千メートルの山頂付近では20~25メートルの強風が吹き荒れ、気温は6~7度くらいだったと

推測されています。

高齢者が歩行もままならず、岩にしがみついていたとの事です。私でも相当怖い状況です。

夏の薄着で登った中高年のツアー客の死因は、凍死によるものとの事でした。

7月中旬の夏山で凍死するなんて、近くの里山しか登ったことのない私には想像し難い状況です。

 私は十数年前にヨットをやっていましたが、海の世界では、

   『晴れでも雨支度』 と 『夏でも冬支度』 と教えられてきました。夏山でも場所によっては

冬支度をしておけば犠牲者の数は少なかった、或いは発生しなかったのかもしれません。

    トムラウシ山2 トムラウシ山山頂

 またこの手のツアーでは、通常は1日の歩行時間が4~5時間なのに、今回は8~10時間という

中高年者にとっては辛い行程であり疲労も重なっていたようです。

登山というより、観光旅行といった認識で山に入ったのかもしれませんね。

この事故(事件)を機に、一般ツアー者の登山に対する安全ルール等が強化されるかもしれません。

 でもその事が、本来 山や登山、トレッキングを愛好する人達の楽しみや活動を損なうような事に

なって欲しくないという想いの方が、私には強く感じます。

 自然のルールや摂理を自ら学び、危険と向き合い乗り越える喜びがあるからこそ、山や海は

魅力的なのだと思うからです。






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Last updated  2009.07.19 21:43:57
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