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カテゴリ:★パパの闘病記録
今日、会社の弁当にクロワッサンがついてました。といっても、隣の人の弁当ですが。
クロワッサンは、おいしくて、大好きでした。 でも、パパが亡くなってからは、 プチは食べられるのだけど、普通サイズは手にする事ができません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 入院直前、パパは日常の昼はあまり食べられなかった様です。 昼の弁当を作っても、時間がないからと食べない事が続き、 では、片手で食べられる様にと、 おにぎりだの、唐揚げの串刺しだのと頑張ってみたんですが、 接待等もあるそうでそれらも食べなくてもったいないから、作らなくていいと言われ。 でも、食べないのは良くないので、必ず食べる約束をしたんです。 たまに聞いてみると、ちゃんと食べていると言っていたので信じてましたが、 実際はやっぱり食べる時間がなかったようで… でも、「朝食は一日の始まりとして、必ず食べなければいけない」と言って、 家族皆で朝食に力を入れていましたし、夕食も必ず家族できっちり食べていました。 ーーーーーーー 入院すると、病院食も慣れないものや味気ないものばかりで、、、、 でも、食事はしなければ、と努めて食べていました。 告知後も、流動食はいやだからと 普通のご飯やおかずで、栄養士さんと一生懸命相談しながら食事をしていました。 でも、でも、吐く事が多かったのは、やっぱり病気のせいで、 本当は大変だったんでしょうね。 ーーーーーーー 焼き肉屋へ家族で行けば、すごくうれしそうにお肉を食べていたし、 マクドも好きでした。 おいしいラーメン屋さんを教えてもらったら、私たちを連れて行ってくれた事もあります。 わざわざ、カレー屋さんを探して、いった事もあります。 すごい高級な(らしい)ステーキやさんには、飛び込みでいったら、時間的に断られて、 是非今度は計画して行こうなんて言っていたのに…二度と行けなくなっちゃった。 「おいしい」とはあまり言わなかったものの、 なんでも、ばくばく食べる姿は結構、惚れていました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 告知されて、転院し、緩和病棟へ直行して間もなくのある日。 ある先生がクロワッサンをひとつパパに持ってきてくれました。 パパが、おいしいクロワッサンが食べたいと言ったそうです。 給食では出ないので、わざわざ先生が買ってきてくれたとの事。 パパは、それを、「おいしい」「おいしい」って言いながら食べていました。 「おいしい」って普段は言わない人が…です。 パパは、別の緩和ケアの先生達に、クロワッサンをもらった話をしたそうです。 みんなが、「それはよかったですね」っていってたんですが。。。 *** 私は、すごく複雑な気分でした。 *** パパも、私から見ると全然おいしそうに見えなかったんです。 ぱぱが泣いているように見えて… クロワッサンをくれた先生は、がんセンターでも、積極的ながん治療専門の先生でした。 もしぱぱに、積極的治療が施されるのであれば、お世話になったはずの先生でした。 でも、緩和治療しか道がなかったパパには縁のない先生だったんです。 私は、先生がクロワッサンを持ってきたとき、正直言うと、 「そんなものより、がんを治す薬を持ってきてくれ~」って叫びたかった!!です。 でも、結局、クロワッサンしかもらえなかった… この、非常に悔しい気持ち…パパもそうだったんじゃないでしょうか。 だから、パパが泣いているように見えたんです。。。 でも、きっと、医者である先生も、自分の力をかす事が出来ない患者を目の前にして 苦しんでいたんだと思います。(そう願いたい) 先生も、クロワッサンしかあげられない悔しさがあったのではないかなあ。。。。 って、今なら思えます。 ーーーーーーーーーだから、クロワッサン、食べられません。 おいしいんですけどね。涙が止まらなくなっちゃうんですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.28 22:15:46
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