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カテゴリ:★パパの闘病記録
「癌を治す○○○は真っ赤な嘘!踊らされるな…」多少文句は違うかもしれませんが。。。
よくある、がんを治す健康食品のようなもののことで、医者が匙を投げたような患者に、 高額な支払いで服用させる… そんなのがほんとうにガンに効くのなら、とっくに医者は薬にしている… 患者の弱みに付け込んだ悪質な商法… というような事でした。 私は、この著者は身近にガン患者がいなかったのではないか?と思いました。 あるいは非常に強い人なのか、あるいは、ガンではない幸せな人なんだろうなと。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本屋に行っても、商店街を歩いても、それらしき広告はたくさん目にします。 自分は、そんなのには全く縁がないと思っていましたから、 まさかそういうたぐいの事に頼る事になるとは思いもよりませんでした。 ーーーーーーーーー 感情を抜きにした情報をここに書きますと、 パパがガンだと宣告され、積極的な治療はしてもらえない事がわかり、 痛み止めだけの緩和治療(治療というのでしょうか?)を示された頃… 「健康食品」とは言いませんでしたが、ガンを倒すため力を作る薬というものを、 高額で購入し、尋常ではない量を飲み始めました。 ーーーーーーーーー 私も、鵜呑みにした訳ではなく、 パパも、鵜呑みに出来ない、「知識を持つ学校の先生」ですから、 私は、本屋へ足を運び、その薬の事について一生懸命調べました。 痛みで集中力が続かないパパの為に、 パパに伝えたいところに赤線を引いたりして、二人で勉強しました。 その薬を私も試しに飲んでみて、どんな感じなのかとか二人で話し合いました。 今、思う事は、医者にみはなされてしまったら、頼るのは自分の力だけという事です。 自分の力を強くしてくれると言うその薬を信じる事が、私たちを生かしてくれたんです。 「笑い」が生命力の源と知り、その為にその薬を飲んだんです。 その薬のおかげで、どれだけ私たちは強く病気と闘う事が出来たでしょう。 効能はともかく、精神面で支えてくれた… その意味で、とても価値のある薬だったんです。 単なる金額じゃないんです。その効果でもない。 それを一つのきっかけとして、パパと家族で、どうやって病気と立ち向かうか… その為のものだったんです。 そういう気持ちが、宗教になっていくんでしょうね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー だから、その記事をみて、私は、なんてつまらない話って思っちゃいました。 今だに、高額を支払って購入したその薬の事は、後悔していませんし、 それなりにがんばっていけたありがたい薬だと思うんです。 薬は、単なる手段で、それを使って、皆で団結できた事がうれしい。ありがたい。 パパも、それで病気が治るなんて思ってませんでした。 自分の力で病気を倒すと。奇跡を起こすと。 その為には、痛みを取って、万全な体で病気と向かい合わなければならない。 その為に緩和病棟にいると私たちは考えていました。 でも、緩和病棟では、「いずれ死に行く患者」としての扱いでした。 最先端を行くのに非常に残念に思います。 痛みを取って、患者の力を復活させる手段をなぜ考えようとしないのか… そこが非常に残念なんです。 緩和病棟の先生や看護婦さんたちは、患者の痛みを取って、人間らしくなんて言いますが、 その真意を理解していたのでしょうか。 人間らしく死と向かう人なんて一人もいないと思うんです。 みんな、生き残りたい。 癌を宣告される直前、まだ近所の病院に通っていた時、体力が落ち気味だからと そこの先生は、たくさんの栄養、それこそビタミンだのミネラルだの、と、 すぐに吸収できる形の栄養を直接点滴してくれました。 それをすると、とても元気になり調子が良くなるので、パパはお気に入りでした。 緩和病棟で、それをお願いした事があるのですが、食事をとっているし、、、 とかなんとかみたいな話で、考慮されませんでした。 食事をとっているし…というのも、食事をもどしてしまっているのだから、 栄養も取れていないと一目瞭然なのに。 そんな、融通の利かないところが、とても残念なんです。 先生方には、非常に感謝しています。先生方なりの考え方で最善をつくしてくれ、 がんばってくれました。 薬ばかりに頼らない、人間の力というものをもっともっと大切にする医療を 今の先生達にもっと勉強していただきたい~~~ そんな風に、ずっと思っている私なんです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あのとき、泣いてどなってでも、先生に栄養剤を点滴してくれとお願いすれば良かった。 パパは元気になったかもしれないのに(ToT) パパと、やりなおしたい。ね。ぱぱ。 でも、痛いのはもういやだね。ごめん。今はいたくないんでしょう?どうなのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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