いぬわし組　背番号10

新垣投手と一場投手、２人のすばらしいピッチングが楽しめたナイスゲームになりましたね！

一場投手はストレートも変化球も今年一番と言っていいくらいの見事なピッチング。松中選手に加えて小久保選手という打線の核が２人欠けているといっても、前日１４安打しているホークス打線に付け入る隙をまったく与えない内容を見せます。

対する新垣投手も１５０km/hを超すストレートを使って２回を草野選手の１安打に抑えますが、３回に渡辺選手がヒットで出塁しすかさず盗塁を決めると、塩川選手のショートゴロが川崎選手の悪送球を読んで渡辺選手がホームインし先制！！渡辺選手の足で稼いだ得点となりました。１安打で１点ですから効率がいいですね。
５回には鉄平選手のフェンス直撃２ベースから、牧田選手の絶妙な送りバントが内野安打となりチャンスが広がります。渡辺選手は浅いライトフライに倒れるんですが、ライトがバックホームする間に一塁ランナーの牧田選手がタッチアップ！抜け目ない走塁でチャンスを作り、新垣選手のワイルドピッチで２点目が入りました。

そしてその間、一場投手はなんとパーフェクトピッチング！！牧田選手や塩川選手のファインプレーにも助けられ、打者を次々と打ち取っていきます。ランナーを出すと不安定になっちゃう一場投手ですが、こうやって出さなきゃ自分のピッチングが出来るんですよね。５回を終えてパーフェクトでしたので、さすがの私も片手間に観戦するのをやめて(^_^、中継に集中しました。

いよいよパーフェクトに向けて中盤へ！と思ったら、あっさりと柴原選手にセンター前へ運ばれちゃいます。ランナーを置いた場面でのピッチングが心配でしたが、案の定松田選手にレフトポール際に同点２ランを打たれてしまいます。う～ん、結局いつもの悪い部分なんだよなあ。２アウトから川崎選手を歩かせますが、ここは多村選手から三振を奪って切り抜けました。

試合が振り出しに戻り、なにげにタイムリーが出ていない試合展開でたちまち劣勢になるかと思いきや、嶋＆渡辺選手のルーキーコンビの連打から、２アウトながら塩川選手がきっちり送りバッターは勢い込め過ぎが続く草野選手。またもこの打席タイムリーを放ちます！！草野選手だけはシーズンを後１００試合くらいやりたいでしょうね～(^_^。さらにホセ選手にもタイムリーが出ました。この１点が大きいですよね。

再びリードしてもらった一場投手ですが、アダム選手に２ベースを打たれた時点で交代となりました。
最下位脱出が決まり、ホークス戦勝ち越しも決定。これからの５試合をあくまでも４位を目指して勝ちにいく戦いをするのか、来季を見据えた戦いをするのか注目していたのですが、監督は有銘投手へ交代を指示、全力で勝ちにいく方を選びましたね。これは完全に好みの問題ですから、良い悪いということはないんですが、私はここは来季に向け、一場投手がどうこのピンチを切り抜けるのか見たかったですね。例え打たれて失点したとしても、もうちょっと待ってほしかったと思ったんですが、別の考えとして、公式サイトでも発表されたように、豊彦投手の引退が決まりましたから、左打者が続くところで有銘投手がどう抑えるか見てみたいという部分もあったのかもしれませんね。結果は有銘投手が満点回答！来季もこのような使われ方になるのでしょうか。

８回を山村投手が危なげなく抑えて９回表。渡辺選手が猛打賞となるヒットを放ってすぐに盗塁。草野選手の一二塁間を抜くヒットであっという間に渡辺選手が戻ってきました。渡辺選手は３安打もすばらしいですが、出塁して全部ホームへ帰ってきてるんですよね。それも本当に素晴らしいです。渡辺選手も十分新人王候補なんですけれどね～。やはり今年は投手からでしょうか。２割７分３０盗塁なら十分チャンスはあると思いますが。そして仕上げは全世界が待っていた(^_^、山崎選手の４３号が飛び出して勝負ありとなりました。これで山崎選手も休むことができるでしょうか。

ライオンズが負けたため差が１、５ゲームとなり、単独４位マジックも３になりました。４位フィニッシュも現実的になってきましたね。勝敗よりも来季を見据えて戦った方がいいかなあとも思ったんですが、ここは４位を全力で目指しつつ来季を見据えた戦いをしていただきましょうか(^_^。