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カテゴリ:2007-2008シーズンオフ
実は当初は、山村投手を讃える記事を書く予定はなかったんです。でも、改めて数字を見てみると、今年のイーグルスを語る上で絶対に欠かせないということが改めて分かりましたし、最近の山村投手の言動がとっても頼もしいですので、予定していなかったお詫びも兼ねて「イーグルス投手陣の新兄貴」山村投手を讃えさせていただきます。
昨年は終盤まで先発ローテーションを一場投手と守っていた山村投手ですが、最終盤にローテを外されて中継ぎに回されたんでしたよね。でも、その中継ぎで落ち着いたマウンドさばきを披露して「もしかして山村投手は中継ぎ向きなの?」という思いを抱かせてくれました。 で、今シーズンは中継ぎからスタート。経験が浅い投手が先発を担っていたこともあり、早々にマウンドを降りてしまうことが多かったのですが、そこから山村投手がロングリリーフをこなして試合を立て直すというケースがかなりあったと記憶しています。 そして交流戦に入って若い先発陣に疲れが出てきたところで先発に復帰します。復帰した試合の中で最も印象に残っているのが横浜スタジアムでの5月27日の試合ですね~。山崎選手が完璧なホームランを2本放ったことで印象深い試合ですが、投げては山村投手も5回まで非常にリズム良く投げていたんです。シュートが切れ切れの時の山村投手は相手がどこでも安心して見ていられますよね。 寝違えてファーム落ちなんて言うこともありましたが、夏場以降もぶれないリリーフぶりで試合をしっかりと引き締めてくれました。 山村投手の武器は前述した通りシュートなのですが、それ以上にどんなピンチになっても顔色ひとつ変えない動じないハートですよね。ピンチでもクール、抑えてもクールというのは相手には脅威ですし、守っている野手にもものすごく安心感を与えるのではないでしょうか。 そんな山村投手は来シーズンから選手会の副会長に就任するそうです。いわゆるイーグルス投手陣の中では会長というポジションですね。ベテランばかりと揶揄されていたイーグルス投手陣も気が付けば山村投手より年上の投手は数えるほどしかいなくなり、投手陣を引っ張る立場になっているんですよね。契約更改の席や昨日のトークショーでも若手に頼もしいことを語っていますから、来季は山村投手に頼っちゃっても大丈夫ではないでしょうか。 さらに選手副会長だけでなく、クローザーの座も山村投手にバトンタッチというのも面白いかも、と思っています。永井投手か青山投手がロングリリーフをしてくれるなら、終盤ランナーがいない場面なら小山投手、いる場面なら山村投手が登場という形になれば、今年以上に磐石な形になりそうです。 イーグルス創設3年間で15勝は岩隈投手と一場投手と同じ数字です。来期は勝ち星だけでなくセーブ数も増やしてくれそうな気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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