テーマ:美しいハーブの花たち(306)
カテゴリ:美しいハーブの花たち
Ruta graveolens ミカン科 古くから「優雅」を象徴するハーブといわれているルー(ヘンルーダ)。 ハーブらしからぬ深い切り込みの入った葉、 小さな耳たぶのような丸い葉、これからトランプのクラブのデザインが 考え出されたともいわれている。 押し花をする人たちに愛されているハーブでもある。 神聖で魔よけとなるハーブ。 カトリックでミサの前に聖水をふりかける儀式があるけれど、そのときルーの小枝を使う。 そこから”神の恵みのハーブ””悔恨のハーブ”といわれる。 「最初に彼らは悪霊に対し、聖水、香、硫黄、そしてヘンルーダを試みた。 そのことから思うに、”神の恵みのハーブ”と呼ばれるようになったのだ」 (ジェレミー・テーラー「ローマカトリックを思いとどまらせる者」1664年) 独特なにおい、苦味のような特徴的な香り。 ブルーリーフのジャックマンブルー、 なんともいえない感じの葉色。 古くは魔術の呪いを追い払うとか、 中世では疫病を防ぐために使われたストローイングハーブの一つ。 ことわざに「魔女を追い出すために、ヘンルーダで家の床を磨きましょう」 「プランターでヘンルーダを栽培すると、不幸をさえぎる壁をつくってくれます」 というのがある。 また古代ギリシア・ローマの人々は、ヘンルーダが視力を保護し千里眼をさずけてくれると信じていたという。 この独特な香りで虫よけのハーブとして使われる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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