2008/09/13(土)18:02
シャルトリューズ ベネディクティン JHS認定ハーブインストラクター中級養成講座
午前中、横浜から谷里子先生をお迎えして、「(ハーブ概論)中世ヨーロッパのハーブ(2)」とクラフト実習「香りのドアノブサシエ」づくりをしました。
講座の中でハーブの薬用酒2種類、シャルトリューズとベネディクティンの試飲会も行いました。
中世から続いている薬草をブレンドしたリキュール、アルコール50度近くの強い酒。
口に含むと濃厚な甘さの中に、古(いにしえ)の香りがひろがります。
(参考)
・シャルトリューズ:アンリ4世の宮廷に処方が伝わったのは1605年。その後イタリアとスイスの国境近くのグルノーブル山中にあるシャルトリューズ修道院のジェローム・モベック修道士が、1764年に修道院に伝えられていたシャルトリューズ・ヴェールの原型を作った。
シャルトリューズ・ジューヌが生まれるのはその74年後である。
アンゼリカ、クローブ、コリアンダーなど130種以上の薬草が配合されている。その製法は秘伝。現在は民間会社に製造を委託しているが、原料となる薬草の配合は今でも修道士によっておこなわれている。
・ベネディクティン:シャルトリューズと双璧をなす修道院生まれのリキュール。シャルトリューズは薬草のスパイシーを強調しているが、ベネディクティンは27種のハーブの複雑な味わいと深みのある甘さが特徴。
1510年よりノルマンディー地方の修道院で造られたベネディクティンを飲んだフランソワ1世が、その味を絶賛。18世紀末、フランス革命により製造を中止したが、1863年にふたたび製造を開始した。