カテゴリ:ジャパンハーブソサエティー
1月23日JHSの月例会で東京・小金井の三光院で西井 郁(にしいあや)さんの精進料理に行ってきました。
最初に出されたのが「もなか」で、だいこくじ納豆の塩味でした。 これがとてもおいしかったです。 次におうす、ゆったりした気持ちになりいよいよお料理が出てきました。 お皿にヤマトイモとワサビのノリ巻き、牛蒡、高野豆腐、栗に南天が添えられていました。 南天は「難を転ずる」で正月料理に欠かせないものだそうです。 こぶ出しで時間を掛けて煮てあり、野菜本来の味がわかりとてもおいしいものでした。 次に出た茶碗蒸しは初めて味わうもので、茶碗蒸しといえば卵で作るもの しか知りませんでしたが、精進では何とお豆腐で作られていました。 中身は生麩、ギンナン、シイタケ、人参、よもぎふでした。 あっさりとした味がこれまた美味しかったですが、お箸では食べづらく、 スプーンが欲しかったですね。 次はフキとキンカン、ギンナンの煮つけ。フキは色鮮やかに煮てあり、ギンナンは三光院で 取れたもので、鮮やかな橙色のとても大きなもので、一つ一つを味わいました。 次に「こがらし」です。といわれで出されたのが茄子の田楽です。 私が聞き間違えたのだと思いました。なすが色鮮やかで味噌との相性が とてもよく柔らかくておいしかったです。 これもスプーンが欲しかった料理でした。 次はおすまし、三つ葉と柚子でこぶ出しがきいていました。 ここでは柚子に一工夫されていてお正月なので羽子板の形に切ってありました。 これならば色々な形に切ることができることを学びました。 最後は小豆ご飯と香の物、私が作る小豆ご飯は赤飯で色が付いていますが、 今日のは白いご飯に後から煮た小豆を混ぜてたものでしたが、小豆の甘みと ご飯がとても美味しがったです。今度ぜひやってみようと思いました。 香のものは白菜、三光院の小梅、昆布の佃煮に山椒の実添えで、昆布が とても美味しく煮てありました。 最後の質問時間に「こがらし」のことを聞いてみました。 私の耳は聞き間違っていませんでした。 住職さんが茄子の形を見て名付けたそうです。京都の寂光院の琵琶の名器に 形が似ているので付けたそうです。 後で調べたら確かに琵琶の名器が2つあり、そのうちの一つが「こがらし」 だったそうです。確かに茄子を縦半分に切ると琵琶の形ですよね。 静かなゆったりとした気分を味わうとても勉強になった1日でした。 (熊谷育代記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.20 19:08:19
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