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テーマ:地震情報(629)
カテゴリ:たこちゃん地震日記
ご存じの方、これから耳にする方も多いかと思いますが、2日八ヶ岳南麓天文台地震前兆観測センターから、北陸~中部方面付近での「大型地震の可能性が示唆される前兆」についての発表がありました。当該地域に在住・滞在される方々には本当に心配される情報だと思います。
今回発表された情報の概要は、各自センター発表や関係資料「FM電波観測による地震予報」を直接良く読まれ、各自で評価・判断していただければと思います。くれぐれも、情報が一人歩きしないように扱いには注意すべきと思います。最悪の場合には誇大解釈された方法がデマとなり、集団パニックになる可能性もあります。くれぐれも、いついつ・どこどこに・どのくらいの地震が【くる】などと【確定的な口調】で吹聴してはいけません。 当センターの主宰は、これまで数々の彗星や小惑星、超新星を発見・追跡観測してきた有名なアマチュア天文家・串田夫妻です。10年ほど前からFM電波のシグナルから地震の前兆を検知できるかどうかの観測検証を行い、その内容は会員に実験観測情報としてFAX通信してきました。 一般向けには、地震の規模を示すマグニチュード(M)5以上の地震について前兆観測と予測情報をHP上で公開しています。串田氏の著書やこれまでのHP掲載資料、EPIOニュースで発表されている情報を見る限り、活動内容・情報内容には信頼を寄せるべきものがあると思います。 ただ、「空振り」(悪い意味でも言い意味でもハズレ)の数がどれだけあるかわかりません。けっこうある、という噂もあります。昨日の私の日記でも書いたのですが、全体でどれだけの地震発生予測がなされどれだけ的中しているかまたは見逃しているか、空振りしているか公にされた情報がないため、今回の「大型地震の可能性」がどのくらいなのか客観的に見積もることができません。 発表資料を読む限り、「地震が起こる」とはどこにも書いていません。串田さん自身がNo.1337の最後に書いているように、「可能性が否定できないできない程度の理解とし、もしもの場合を想定し一応の注意を」することが最善の対策かと思います。 家の中の安全性を確認したり、そのとき避難するための「安全地帯」の確認、万が一の際の連絡手段の確認など、しておくことは重要かと思います。 今回に限らず、常々ある程度の対策・準備が必要なことはこれは言うまでもないことでありますが。 今回も、いい意味で「ハズレ」ることを祈っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月02日 17時08分04秒
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