去り行く日
ウィーンには合わせて四半世紀余り住んだ。その間バンコクでの4年半をはさんで。そして此処も去るときが来たのだ。3年前の夏、ウィーンに戻って来たときに始めたこのブログも、ここで一旦終了しようと思う。また現れることもあるやなしや。この地に再び住み、その間、世界のあちらこちらを訪ねたのだ。少し思いつくままに載せておくことにした。アフガニスタンには二度ほど訪れた。そのうち一度はパキスタンを経由したのだった。遠くはコロンビアやらペルーにも行った。その奥地にも足をのばして。アジアでは、ウズベキスタンとカザフスタンに、そして最近では中国にも出かけた。そう云えば、トルコにも行ったことがある。何年かぶりに。そして、この地を発つ前にウィーン郊外にも出かけて、ワイナリーなどのぞいてみたのだし、久々にベルベデーレ宮殿の庭など散歩もしたのだ。ウィーンのはずれ、最後にすんだ我が街シュタマースドルフは、確かに心に残るところであった。さらばウィーンよ。さらば過ぎ去りし日々よ。橋の下を沢山の水が流れたのだ。