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カテゴリ:ダイビング
念願の紅海にやってきた。シナイ半島の端、シャルム・エル・シェイクまで、潜水器材一式を担いで。1日につき百何十枚か撮った写真はまだ全くもって整理がつかないけれど、見るのを楽しみにしてくれているらしき友人たちが、世界のあちこちにどうやら少しはいるようであるからして、とりあえずここにいる間に一寸載せておくことにしたのであります。 初日、ここ2か月ばかり潜っていないから小手調べのような最初のダイブは、ラス・カティという近場のダイブ・スポットになった。このあたり一帯に広がるサンゴの上に、キンギョハナダイやらなんやら無数の小魚が、どこに行っても群れているのであった。 そして、見慣れたのがやはりここにもいて、まずミノカサゴ。しかし一体に大きめでありました。栄養がいいのかしらん。 それから、別に珍しくもないけれど、いつもとぼけた面構えのオグロトラギス。おや、あんたここにもいたの、という思いでしたね。 それに、知らないのもやはりいたのですね。あんた誰。あっちこっちで見かけるのですがね、いつもサンゴの上で身じろぎもせずにぼーっとしているのであります。いや、ぼーっとしておるのではないかも知れないが、とにかく何にもしないのです。 そしてとにかく沢山の種類のチョウチョウウオがいた。 そして、これは一寸遠かったけれど、アジアの海で良く見かけるモヨウフグが目に付いたので。 これはよく知っているコクテンフグではあるけれども、ここのは少しばかり顔つきが違うようである。 かと思えば、これはブダイの類で、レッド・シー・[ナントカ]・パロット(オウム)・フィッシュというのだろうけれど、何かに襲われたらしく頭の後ろに傷を負いながら、けなげに生きているのを見かけた。生き抜けよ。 シャルム・エル・シェイク近辺のサンゴ礁は、いずれも見事だ。 キンギョハナダイなどがあたりを舞い、 さらに群れ集い、 初めて会う中には、ディープ・ブルーの中にさらに碧く、その姿を現すのがいた。アラビアン・エンジェル・フィッシュとか。美しい、深い、紺碧である。 明日の朝早くここを発ち、カイロを経由して、ウィーンに戻るのです。 - シナイ半島の端にて。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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