読んだ
書名のみ『結び目と統計力学』『B級ニュースの旅』結び目…は岩波の本。シリーズ物だから、ほかの書目も見てみたいと岩波のホームページを眺めたら、宿敵(?)「世界」のページが。 福田政権が登場してすでに8ヶ月。インド洋海自再派遣、ガソリン税、後期高齢者医療制度など、これまでの与党優位の国会では考えられなかった議論がねじれ国会で行われ、政権には新たなテーマに取り組む余裕が感じられません。支持率は下がるばかり。政権発足当初、「この政権で解決する」と述べた北朝鮮との交渉は、依然として「先送り」されたままです。米国は、対北交渉を進め、正常化に向け大きく前進する可能性もあります。いま、何をすべきなのか、特集します。 渾身の能書きにけちをつけて申し訳ないが、先週も図書館で読んだばかりのあれこれが思い出されて失笑。この人たちにとっては、雨が降るのも、何が起きるのもおよそ現政権のせいなのでしょう。上記の紹介とはうらはらに、対案らしい対案は本号に書かれていなかったように思うが。一時期、北朝鮮拉致はありえないとの論陣を張っていたのは岩波系の方々。言うに事欠いて、北朝鮮問題の停頓を持ち出すとは恥知らず。(それも狡猾なことに「交渉」と書いている)。よく聞く、何々さえしなければいい子なのにという、親の嘆きにも似て。自然科学書だけ出していればいい書肆なのに。