カテゴリ:感情論理。
まどろんだ夢の、ほんの先っぽを手でちょいと掴むみたいに、自分の影を掴むことが出来たらいいのに。そうして影のない自己を連れて、君の後姿を眺めていたいと想う。 僕は僕が想っているよりも深く、君のことがすきみたいだった。それは僕だけじゃあなく、僕の中の多数に分かれた存在も、風を肌に感じるようにそのことを知っているみたいだった。 当たり前のように存在する其等を消し去って、当たり前のように存在する僕の影を、出来るだけやさしく、出来るだけ強かにもぎ取ってしまえれば、どれだけ僕は僕で在れるのかと。 僕は君の姿を見守ることも出来ず、此処で空に言葉を刻んでく。 碧。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 6, 2007 09:46:55 PM
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