2007/11/14(水)14:55
T360BK デスビ
T360の後期型、車台番号AK250-5053881番から通称BKと呼ばれる。
エンジン番号は34400番から、BKは6045台生産されたことになる。
(この生産台数は?なのだが公式数字なので)T360の生産台数は約10万台なので6%がBK、非常に少なく貴重車。少ない分だけ部品も少なく、BKのレストアは非常に難しい。
のり丸さんから送っていただいたBKデスビの写真。
コンデンサーが外に付いていて、AKとは全く違う。
AKはSと共通が多く、BKはN360と部品共通が多いので、Nに近いデスビかも?
Nのデスビは見たこと無いので・・・Nオーナーさんはどうでしょうか。写真のポイントはデンソー製に交換してある。
S用デンソー部品でも交換は可能らしいが、ポイントの大きさが違うので、
ボルトオンとは行かない。
Akデスビ、右、日立。 左、デンソー。
貴重なBK修理は北風さんの修理編に詳しく、 これ以上のテキストは無いし、これが最後では。
BKのエンジン。セルダイが大きな特徴。
N360と部品を共通させてコストダウンを計ったが、裏目に終わる。
T360シリーズは大赤字、
BKは整備性を特に気を使った、実際は簡素化しすぎて
狭いバイク販売店に予備エンジン(クランク)が山積みだったそうだ。
本田宗一郎は、
「4輪に参入して泣かず飛ばずだった・・」 言うぐらい
惨憺たる状況で、BKではSと合わせても月産100台ぐらい。
造れば何でも売れた時代に少ない、コストダウン以前の話。4輪社員はN360が発売されるまでは、社内で肩身が狭かったそうだ。