7月からの電力の全量買取制度開始に向けて

原発再開が足踏み状態の中、買い取り価格が未定なものの、
今年7月から電力の全量買取制度が始まります。

太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気の全量買い取りを義務付ける
制度です。

・メガソーラーの１基あたりの出力は原発の1000分の１から数百分の１程度
・原発1基分を太陽光発電でまかなうには、山手線内と同じくらいの敷地面積が必要
・日照時間などによって供給量が変わる
など、「まだまだこれから」という感は否めません。

また、電力を買い取る電力会社は、そのコストを電気料金に上乗せすることが
できます。

行政も、「クリーン大国：日本」そして「安全大国：日本」のために、
更に一層、効率の良い再生可能エネルギーによる発電技術の開発支援に
取り組みが必要でしょう。

また、私たち電気の消費者も省エネ・節電にますます取り組んで
行かなければなりません。

中国太陽電池大手が日本参入　国産メーカー「低価格」攻勢に戦々恐々-?J-CAST（2012年4月11日11時40分）Infoseekニュース

安くなるのは歓迎ですが、日本の太陽光発電パネルメーカーにもがんばってほしいものです。
そのほか、メガソーラー関連のニュースが増えています。

恐らく、一度作ってしまえばランニングコストは最も低いと思われるので
（掃除は必要？）
大手資本が先行投資を進めているようです。

京セラ・IHI・みずほCB、鹿児島に国内最大のメガソーラー発電所建設で合意- RBB TODAY（2012年4月10日17時57分）Infoseekニュース

なぜ鹿児島？と思うかもしれませんが、九州は自動車や精密機器など工場が
多く、意外と大口の電気消費者が多いのです。

北海道に国内最大メガソーラー ソフトバンクが建設計画- 共同通信（2012年4月4日09時59分）Infoseekニュース

メガソーラー建設ラッシュ　7月からの「買い取り制度」が後押し- J-CAST（2012年3月27日11時43分）Infoseekニュース

ソフトバンクもがんばっていますね。YahooBBのように、発電業界にも価格破壊を
起こせるのでしょうか？