テーマ:読書(8187)
カテゴリ:書籍
大学の一般教養で人気があったのが、 心理学の授業でした。 どこまで理解したかは別として、 毎回大変興味深い話を聞けた印象があります。 心理学で必ず登場するのが、 ユング。 彼の有名な概念の一つに、 ペルソナがありますね。 人間の外的側面を表した言葉ですね。 そんな概念を名にした書籍を読みました。 中野信子さんの『ペルソナ 脳に潜む闇』です。 全体を通し、 明を起点とするのでなく、 暗からの発想となります。 よってその表現の切り口が、 かなり独創的で、興味深いですね。 そこに惹かれます。 「私たちは、 生まれてからずっと、透明な存在だった。 失われるどころか、 そもそも誰に求められてもいなかった。(5頁・6頁より抜粋)」 彼女が、 現在から過去に遡る形で書かれた、 自伝的な書籍となります。 その時々でのトピックや状態に対し、 彼女なりの思いが綴られています。 本を読み、 なんとなく、 中野信子さんのことを分かったような気になりました。 と書くと、きっと彼女は、 そのイメージ作りが嫌だと、 反論するに違いありません。 自分が彼女にとって、 良い読者か悪い読者なのかは、 わかりません。 それでも、 ページを捲る指は、 小気味よく軽やかだったのは、事実です。 BLOGランキングに参加しています。 お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.11.22 16:45:07
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