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未来を想像する時、 明るく、利便性も高く、 快適でキラキラしたものとして描くのが、 ユートピアですね。 理想郷。 一方、 その反対的な意味としての未来像を描くのが、 ディストピアです。 そんなディストピアSF小説の傑作と知られる一冊を、 読みました。 オルダス・ハクスリーの 『すばらしい世界』です。 大森望さんによる新訳版です。 1932年に書に記された一冊です。 およそ90年前に想像された未来像が、 収められています。 現代社会では、 差別的な表現も随所にみられます。 時代背景があります。 それらの問題は、また別の話と捉えます。 その上で、 現代でも次の未来として想像しうるだろう、 一つの世界観が描写されていました。 たいへん興味深いところです。 すばらしい世界と言いつつ、 その裏側に潜む恐怖を、 読者は感じるのかもしれません。 理想の探求の末に訪れるものが、 こんな社会だったら、、、、、、。 いったい何が正しい価値観なのか。 大変、考えさせられる話でした。 BLOGランキングに参加しています。 お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.11.22 15:44:41
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