2390520 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

サイド自由欄

BLOGランキングに参加しています

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 北欧ライフスタイルへ


にほんブログ村 インテリアブログへ


にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 建築設計事務所(施主)へ

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

まだ登録されていません

ニューストピックス

2025.04.16
XML
カテゴリ:art




弘前れんが倉庫美術館の展示は、
まるでカラフルなパレットのようでした。
ユニークで、見どころに溢れていました。
まさに、ハイライトの連続と言えるでしょう。

掲載した写真は、その中の二つの作品です。

上の作品は、小林エリカさんによる「空」という作品です。
真鍮の板に、スプレーで雲が白く描かれています。
画面向かって左側には、薬莢(やっきょう)が静かに並びます。
画面の約半分は、金色に輝く真鍮の地肌がそのまま露出しています。

「雲が浮かんでいるのだから、空だ」と思えます。
真鍮という反射する素材の性質上、
その空には鑑賞者自身や展示空間が映り込みます。
まさに、作品を前に立ったその人自身が、この空の一部になるのです。

しかし、その時ふと、先の薬莢の存在が視界に引っかかります。
薬莢は、銃弾や戦争、暴力の象徴とも言えます。
先ほどまで感じていた、漠然とした美しさや幸せは、
どこに行ったのでしょうか。
この「空」は、私たちに何かを問いかけてきます。
見る者の心を深く揺さぶる、静かで強いメッセージが込められている。
そう感じました。

もう一つは、奈良美智さんの「北国の女の子(習作)」です。
奈良さんは、弘前市出身の世界的な現代アーティストです。
彼の描く少女たちの表情には、誰もが一度は心を掴まれるはずです。

この作品は、2025年の制作だと言います。
まさに奈良さんらしい色づかいと筆致が光る、一作です。
髪から洋服へとつながる黄色、赤、茶色、ピンク。
それはまるで、東北の実り豊かな秋を思わせます。
(ご本人の意図は定かではありませんが、そんな風に感じられました)

どの作品にも、それぞれに深い物語が宿っていました。
ただ美しいだけでなく、心に何かを残してくれる。

弘前れんが倉庫美術館は、
そんな作品たちとの出会いに満ちた場所でした。
とても充実したひとときが、過ごせました。





BLOGランキングに参加しています。
お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
ブログランキング・にほんブログ村へ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.04.19 20:05:55
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X