娘が読んでいた本を、
借りました。
川北稔さんの著『砂糖の歴史』です。
当たり前ですが、
今があるのは、
過去があるからです。
そして今があるからこそ、
未来もある。
とすれば、
やはり過去を知ることの重要性が、
自ずと理解できます。
世界中の誰もが欲し、
好きで、必要とされるものを、
「世界商品」と言います。
その代表と言えば、
砂糖です。
そんな砂糖を通じ、
近代世界史を、
実に分かりやすく紐解いてくれる内容でした。
岩波ジュニア新書ということもあるかもしれませんが、
とっても丁寧な描写であり、
説明です。
昨年は、
コロナ禍という大きな病気が、
世界各国の上に暗い幕を張りました。
また一方、
人種間の差別が問題視された年でもありました。
砂糖という一つのキーワードが、
その差別問題にも、
関わっていることに気付きます。
美味しくて、甘くて、綺麗で、、、、
というポジティブなイメージも大事です。
ただ表があれば、裏がある訳です。
その裏もしっかり学ぶことが、
求められますね。
歴史は、
その両面を教えてくれます。
実に気付きが多い本でした。
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