ブログ版・一杯のコーヒーから地球が見える

2005/09/15(木)15:47

タクシーの受動喫煙ご注意!1時間は車内に煙充満

健康・医療(329)

 タクシーの中は受動喫煙の危険が充満していることがわかった。全国のタクシー約27万台のうち、禁煙車はたった2%、5300台だけという。  窓を閉め切ったタクシーで乗客1人がたばこを吸うと、車内の粉じん濃度が国の環境基準の12倍になり、1時間以上、元に戻らないことが、東大医学系研究科の調査で判明した。  後部座席の窓を5センチ開けて喫煙した場合でも、粉じん濃度は厚生労働省の基準値(1立方メートルあたり0・15ミリ・グラム)の9倍に上り、原状回復に30分以上かかった。喫煙者が2人なら基準値の24倍、3人なら32倍に上昇した。エアコンを使用して3人が喫煙した場合は50倍に達した。  少し窓を開けていても30分、窓を閉めていれば1時間以上、車内に粉じんが残ることから、直前の乗客が喫煙者だった場合、受動喫煙になる恐れが強い。子供や妊婦など喫煙の害を受けやすい人も利用するだけに、全面禁煙にする規制が必要になつてくるだろう。  

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る