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文部科学省は25日、東京都文京区の住宅地に倉庫を所有する男性が、倉庫内に放射性物質を含む合成樹脂を大量に所持していたと発表した。
男性は、放射性物質保持に必要な法的手続きを取っていなかったため、同省は放射線障害防止法違反などの疑いがあるとみて調べている。 同省によると、所持していたのは、合成樹脂「ベークライト」の塊(縦横3センチ、高さ5ミリ、重さ14グラム)15万個。家庭用の入浴剤として商品化する予定だったという。含まれる放射性物質は不明だが、男性は「アクチニウム228」と話している。 表面から毎時2・8~4マイクロ・シーベルトの放射線量が測定されたほか、10メートル以内に隣接する3軒の民家から5月以降、最大で19ミリ・シーベルトの放射線が放出されたことがわかった。 19ミリ・シーベルトは自然に受ける年間放射線量の約8倍だが、人体に影響はないレベルだとしている。 男性は、今年5月から同区内の倉庫に持ち込んでいた。同省の指導で同日までに、長野県飯綱町の山林にある倉庫へ移動を完了させた。(参考=10月25日 読売新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月28日 01時01分35秒
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