国際災害データーベース
国際災害データベース(EM-DAT・Emergency Events Database)はもっとも広く使われる災害統計で、1988年に国連とベルギー政府によって創設されました。国連・国際機関・非政府組織・保険会社・研究機関・報道機関などから寄せられた資料をもとにして、地域、国内、国際レベルでの災害支援、防災政策の基盤づくりを目的にしています。国際災害データーベースでは自然災害を①「気象災害」(洪水、干ばつ、暴風雨など)②「地質災害」(地震、土砂崩れなど)③「生物災害」(感染症、病気、病虫害など)の3つに分類しています。 自然災害の発生件数は1900年から2005年までの約百年で,洪水などの気象災害は約76倍,地震などの地質災害は約6倍,生物災害は84倍に増加しています。ただし、以下の条件を満たした、登録されたデーターのみが反映されています。・死者が10人以上・被災者(発症者)が100人以上・被災国が「国際非常事態宣言を発令」した場合・被災国が「国際支援を要請」した場合