2006/05/03(水)22:29
アムリタ 吉本ばなな
さらりとして好きな小説です。(梅酒じゃあありません)
うまく言葉でいいあらわせないですが、本のカバーのコメント通り、
”陽も水もなにもかも今日は一度しかなくていろんなことが惜しみなくあふれている。
流れていく時間の残酷さと生きていく優しさ”
そうそう、今何かしているという事は同時に何かをすてている(少しおおげさですが)という事で
1つ1つの選択が今日をつくっていく。
そして今日は今日しかなくて同じようでも明日とは違う。だから終わるときいつもせつない。
そのせつなさが所々にちりばめられた素敵な小説です。
そんな気持ちは人がずっと持ち続けていくものだと思います。