環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

2006/10/06(金)00:58

松枯れが異常に広がっています

環境(172)

我が家の裏山は高津子山といって、和歌浦湾を見下ろす絶好の展望台で和歌山市内の名所のひとつなのですが、9月に入って、この名所の山に異様に松枯れが目立つことに気がつきました。そこで、松枯れ予防ネットワーク に質問してみたところ、とても丁寧なお返事をいただきました。松枯れは、高津子山だけでなく、このあいだ歩いた紀伊風土記の丘でも顕著でした。放っておいたら全滅しちゃうのじゃないかと、心配になります。ともあれ、以下が私の質問と、松枯れ予防ネットワークの回答です。  近所の松がほぼ全滅です 投稿者: コジロー 投稿日:2006/10/02(Mon) 08:39:18 No.365  和歌山市内の高台に住んでいます。 裏山をぼんやり眺めていて、今年はやけに紅葉が早いなと思ったら、松が枯れているのでした。それに気がついて改めて観察してみると、松という松が例外なくすべて枯れていました。さらに知り合いにこの話をすると、そのご近所数軒の立派な庭の松も最近、相次いで一斉に枯れたそうです。名勝和歌浦を彩る老松も二本が立ち枯れているのを目撃しました。今年の夏の何かが影響してるのですか? 確かに今年は異常です!  予防ネット - 2006/10/05(Thu) 17:15:20 No.366  事務局のある姫路市北部でも今年は、松枯れ被害(マツ材線虫病)が近年になく大量に発生しています。近隣の山々はもちろん、民家の庭のマツも枯れが目立ちます。調査、相談件数も8月後半から急増しています。 「今年の夏の何かが影響?」との疑問ですが、「夏の気候」が大きく影響しています。 特に、昨年の気候は、雨が少なく、気温が高い夏でした。和歌山の例ですが、マツノマダラカミキリの初発が5月7日、5月~9月までは、例年の半分以下の降水量で、日照時間も長い気象条件です。(気象庁のデーターをご覧下さい) 雨の少ない、気温の高い条件は、カミキリの異常発生の条件を満たします。このカミキリが産卵して、今年の春から大量に羽化し、マツノザイセンチュウを広めたと容易に推測できます。 夏の気候で、翌年のマツノマダラカミキリ(松枯れ被害)の発生予測ができます。 「マツを大切に護る」為には、正しい知識で予防するしかないのが現状です。 和歌山市の気象データーです。  予防ネット - 2006/10/05(Thu) 18:58:29 No.368  降水量 mm ( 5月. 6月. 7月. 8月. 9月)   2004年            256・172・ 35・189・196   2005年             66・ 70・171・ 56・100  (7月を除いて少ない)   2006年            122・188・218・ 85・124 ※ 2005年は、水不足でマツの根が傷み、部分的な枝枯れも多発しました。               

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