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カテゴリ:ジャーナリズム
11月29日、曇り。今日も暖かだった。あまり暖かいので執務中は上着を脱ぎ、シャツも腕をまくっていたのだが、日が暮れて単車での帰りしな、さすがに夜になると冷えるなあ・・・と思ったら、脱いだ上着を着るのを忘れていたのだった。(^_^;) まあ我ながら呆れたことに帰宅してから気がついたのだが、この時期、シャツ一枚で単車をぶっ飛ばせばそりゃ寒風が身にしみるはずだ。もとより寒さにはめっぽう強いタチなのだが、こんな大ボケをかましてたらさすがに風邪を引きかねない。 さて、通販生活が作ったTV・CM、といってもどこの局でも写らないCMだからTV・CMというのもおかしいのだが、放映を前提に作ったこのようなTV・CMをご存じだろうか。放映できなかったのはすべてのTV局が拒否したからだ。で、その理由を今日、テレビ朝日の早河洋社長が明らかにした。報道によれば「意見が対立している問題については多角的な立場から論じることなどを求める日本民間放送連盟の放送基準がある」ことから「ふさわしくないと判断した」そうだ。つまり、通販生活のCM内容は偏った意見、つまり偏向しているので放映できないということだ。 ではもういちど確認してみよう、くだんのCMは黒のバックに白抜きの文字で以下の文章が流れ、それを大滝秀治さんの秀逸なナレーションが淡々と読み上げる。「原発、いつ、やめるのか、それともいつ、再開するのか。それを決めるのは、電力会社でも役所でも政治家でもなくて、 私たち国民一人一人。通販生活秋冬号の巻頭特集は『原発国民投票』。全国書店で発売中」。 さらにいえば、これまで意見が対立する原発について、電力会社やときには役所までが推進の一方的な意見ばかりのCMを洪水のように流してきたテレビ局の、いったいどこが「多角的な立場」といえるのか。通販生活のCMが意見広告でダメというなら、原発安全神話こそ意見広告そのものではないか。いや意見広告ならまだしも、公共の電波を乗っ取ってのデマの流布だったではないか。テレ朝の説明はまったく支離滅裂だ。まあ、原子力村の提灯メディアである正体が、改めて確認できたことだけが収穫だったかもしれない後味の悪い出来事だった。
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笑ってしまいました。
自分たちの都合に合わせてほしい時は「国民一人の・・・」 って言う癖に、都合の悪いときはコロット態度変えるんだ、 まー何時ものことですが^*^ (2011年11月30日 18時27分41秒)
青空229さん
>笑ってしまいました。 >自分たちの都合に合わせてほしい時は「国民一人の・・・」 >って言う癖に、都合の悪いときはコロット態度変えるんだ、 >まー何時ものことですが^*^ ----- まあ、みなさん、原子力村…というか、原発利益共同体のメンバーですからねえ。ホント、恥も外聞もないと思います。 (2011年12月05日 22時27分15秒) |