2007/09/06(木)21:14
民事訴訟裁判通達書
昨日、うちに民事訴訟裁判通達書なるものが届きました。
ぺらっとした葉書に書かれていた内容を要約すると、
あなたに対して民事訴訟が提起されました。
取り下げ期日を過ぎますと、裁判所から出廷命令通知が届きます。
出廷しないと原告の請求が全面的に認められ、給与・不動産等の差し押さえを行います。
詳しい情報は当職員までご連絡ください。
(葉書に連絡先がしっかり書いてある)
はい、もうお分かりでしょうか。
これはれっきとした詐欺です。
焦って記載の連絡先に電話してしまうと、「取り下げには○万円が必要」とか言われて金をむしりとられる羽目になるのでしょう。
私が弁護士事務所に行っている真っ最中を見計らったようにこんなものが届いたものですから、
誰かが仕込んだネタかと思いました(笑)
念のためその弁護士さんにも確認してもらいましたが、やっぱ詐欺だそうです。
私はたまたまテレビでこういう詐欺を知っていたので焦って電話せずに済みましたが、知らない人はぎょっとしますよね~。
ご丁寧に連絡しないと、勤務先等へこの(↑)葉書を送るとまで書かれてる。
何でお前が私の勤務先を知ってんだと、冷静になれば突っ込めるトコですが、焦ってたらそうも行かないでしょう。
しかし、偽物だとわかって読んでみると、あっちこっちにボロが。
まず、詐欺グループはこの葉書を民法188条に基づいた財務省認可書ともっともらしく書いてるわけですが、実際に民法188条を見てみると、
全く関係ない条文だったので笑えた(ノ∀`*)ノ彡☆
つーか、私人間の法律関係を規律する民法に財務省の認可についての規定なんかあるわけないだろって。
この辺、詰めが甘いよね。
まあでも、財務省認可書なんてものがあるとは思えないので、根拠条文なんか探してもないんでしょうね。
(というか、差押えとかそういうことをする機関は法務省の管轄なのではないのか? わかんないけど)
本当に訴えられてる場合は、こんな予告葉書なんて届きませんよ。
だからまあ、裁判所から届くもの以外は、いくら「裁判」だの「訴訟」だのと書いてあっても基本的に無視していいと思います。
・・・と、テレビでも言ってた(^^ゞ
しかし、世の中には悪い奴らがいるもんだ(-_-;)
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