トラブル予防八つの知恵保存版トラブル予防八つの知恵 ●法律やお金に関する正しい知識をもつ 日本では中学生になりますと「社会」で憲法を学びますが、実際に生活をしてゆく上において必要な民法やその他の法律に関しては学ぶことがありません。またお金に関することを学ぶこともありません。子供がお金のことをあれこれ言うと大人から叱られたりもします。本来なら小学校から段階的に学ぶようなカリキュラムが必要だと私は思うのですが、残念ながらそうはなっていません。関連本としては邸永漢「お金のエッセンス」、兒嶋かよ子「民法がよくわかる本」がお奨めです。ぜひ購入されて、正しい知識と見方を習得してください。 ●うまい話はない(友人からの誘いは特に要注意?) 後で冷静に考えればわかるのですが、物欲などに支配されて正確な判断を失ってしまうことが人間には多々あります。現在のような景気の低迷した超低金利の時代に、人に教えるようなうまい話はまずないと思ってください。また、そういったうまい話には近づかないことです。 ●まずは誰かに相談を 現実の場面で違和感を覚えるような局面に遭遇した場合、ひとりで勝手に判断せず、誰かに相談することです。まずは身近な人でも構いません。そして直面した事例に詳しいと思われる役所や消費者センター、行政書士などの専門家に相談してみることです。どんな専門家でも業務を依頼することに比べれば相談料はそんなに高くはありません。是非利用してみて下さい。 ●専門家への相談は早いほど有効!(素人判断は禁物) トラブルに巻き込まれるケースでは、一気に最悪の事態に陥るのではなく段階的に移行していくパターンがほとんどです。専門家への相談は早ければ早いほど被害が少なくて済みます。多くの人が最悪の事態になってから相談に訪れますが、それでは対処しようがないことが多いことを知っておいて下さい。 不動産取引などの場合、重要事項説明書でのトラブルがほとんど。だまされたり、勘違いした場合は後からでも取り消せることがあります。あきらめず、一刻も早く、行政書士に相談しましょう。 ●契約書等はきちんと読む(難解だと感じたら要注意) 契約を交わす時、契約書や約款には必ず全部目を通すようにしましょう。そしてわからない部分や疑問点があれば面倒がらずに必ず質問しましょう。 急かせたり、質問をはぐらかす相手はまず危ない輩、疑ってかかってよい相手だと思って間違いありません。 民法の三大原則に「契約自由の原則」というのがあり、いくつかの例外を除いて、どのような契約(一方的に有利不利な契約)も有効となります。そのほか契約書に記載されている例外規定がトラブルのもとになるケースが多くあり、悪徳業者などはこのあたりに熟知しています。 ●印鑑を押す時は慎重に(社会的信用度で判断しない) 日本は印鑑社会ですから、印鑑を押すということは重要な意味があります。印鑑を押す時はその意味をしっかり考えましょう。 相手から捨印を要求されることがあります。この場合は特に注意が必要です。というのも捨印というのは押印後に気づいた文字の誤りを訂正する場合に欄外に○文字削除○文字加筆と書けば有効になるという便利なものですが、悪用も可能なのです、とても危険です。 金融機関などでは書類の作成上、どうしても捨印が必要な場合があります。その場合は捨印と同時に必ず控えを受け取りましょう。 また実印を押す時はさらに注意が必要です。実印を押してしまうと手遅れになるケースが多いので、悩んだ場合は、事前に、行政書士にご相談して下さい。 ●適切な保険に加入しておく ここまで述べてきたようなことを実践したとしても、不測の事態が起こることがあります。そんな時に対処してくれるのが各種の保険です。もちろん、保険は有料ですのでむやみやたらに加入すれば良い訳ではありません。個々人の重要度に応じて適切な保険を選んでください。保険加入にあたっても、各項目が役にたつ筈です。じゃあ、それで大丈夫かと言いますとそうではありません。 交通事故に遭ったが、相手が逃げたり、任意保険に加入していなかった場合、補償面でとても困った立場に置かれることになります。まずは行政書士にご相談を。 ●口約束はやめて可能な限り書面で残す 口約束というのも多くのケースでは有効ですが、いざ当事者間でもめ出した時は、言った、言わないで無用の争いが起こります。約束事はできるだけ書面で残すようにしましょう。書き方や作り方がわからない場合は書類作成のプロでもある行政書士を利用しましょう。 |