2007/04/17(火)17:34
きもの一日大学・単衣&夏ものコース参加記
日本和装主催の
きもの一日大学・単衣&夏ものコース参加記
に参加してきました。
「あたし、夏に着物は着ないわ」という人も結構いるので、
どうせガラガラだろう、とタカをくくっていったら、
担当の方のお話では、3日間でなんと
500人
が受講するとか。私の参加した回も、
軽く50~60人は超えていました。
まずは次々に反物を流して、ご説明をいただきました。
・絽:5本絽と3本絽の違いを説明。
・しょうざん生紬:セリシンを残し、シャリ感を出しているとのこと。
・夏大島:しめばたは、普通の大島と同じで、細い糸を使用。
・夏結城:縦糸が横糸より太い。麻を交ぜたものもある。
横糸に拠りをかけた、縮もある。
・夏牛首:縞模様のものが多い。
・琉球絣:絹だけど、麻に似た風合いが特徴。
・小千谷縮:拠りをかけた麻糸でシボを出す。
・本塩沢:シボが特徴。
・越後上布:1反織るのに2年かかるので、生産は年間30本程度。
中には4~500万するものも。重要無形文化財。
手積みの苧麻を使う。原料は青苧(あおそ)
他にも、紅梅織り・夏黄八などを見せていただきました。
期待していた阿波しじらがなくて、ちょっと残念
講義の後、恒例の巻き巻き&販売タイ~ム
今回は、とにかく参加者が多くて、見るのもたいへんでした。
一緒に行った友だちは、当初けっこう買う気マンマンだったのですが、
結局、着装してくれる方がいなくて断念
そのくらい、今回の参加者は積極的に着物を買いあさってました。
どうやら「ミドルマスター検定」対策だけでなく、
本気で欲しい人が今回は多かったようです。
いつものセミナーでは、「先生」と呼ばれている方々から、
いろいろと直に教えていただくのですが、
そんなわけで、今回は誰も相手にしてくれず・・・
帰りに、「にっぽん全国夏きものMAP」と
「夏きもの素材いろいろ」カードをいただきました
いいもん、自分で勉強するから
こっ、これはお買い得ですぅ
風景模様の越後上布小紋