本日、11月1日は「寿司の日」です。
そこでこれは以前、私がFM桐生でお話した
寿司の日が11月1日になった云われをお話します。
その一説は歌舞伎狂言「義経千本桜」からの云われで・・
今からおよそ800年前源平が天下をかけて戦い平家は西海に破れ、
平家の生き残りは源氏の追撃をかわして各地に逃れ落人となりました。
その中の一人、3代平維盛(たいらのこれもり:清盛の嫡孫)は
大和国(奈良)吉野山麓に鮓屋(すしや)を営んでいた
旧臣宅田弥左衛門(息子は「いがみの権太」)にかくまわれ
弥左衛門の娘と恋が芽生えて婿養子となり
名も鮨屋弥助と改めることになったのです。
そこで、その鮨屋と改名した日が11月1日と伝えられています。。。
そして、もう一説は・・
「新米が出回って魚には脂が乗り美味しいネタが揃う時期」と言うことで
寿司の記念日として昭和37年に制定されています。
前者は実しやかに言われてはいますが
後者は説ではなく制定されていますから
後者が「寿司の日」の云われと考えられます。
しかし、前者の説に思いを馳せながら寿司をつまむのも背景がありますね。
そんなことを思いながら今日はお寿司を召し上がってみてください。
画像は美味しくなり始めた平目(青森産)昆布〆のにぎり、
右側は塩とスダチにて。
(群馬 桐生・江戸っ子寿司)