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カテゴリ:魚
最近、テレビなどで深海魚を 捕獲したりする番組をよく観掛けます。 そこで、深海魚について 太平洋側の海と日本海側の海の 決定的な違いをご存知でしょうか。 特に太平洋側では東京湾ですが、 東京湾には東京海底谷と言う 深海魚の宝庫とも言うべき海底谷があり 久里浜の地先から南にかけて水深が急激に深くなります。 谷は相模トラフと呼ばれる海溝に合流しています。 これは約2万年前の氷期(氷河期の最も寒い時期)に 東京湾の全域が陸であったころに 太平洋に流れ下った大きな河川の痕跡だそうです。 「東京海底谷鳥瞰図」(←ここをクリック)(第三管区海上保安本部サイトより参照) 海底谷は最深部は650mしかありませんが太平洋の平均水深は約4000mで 最深部はまだ解明されない太古の海域のため多種多様な生物が生息し 希少な深海魚も東京湾あたりで時より捕獲されたりするわけです。 これに対して、日本海には平均水深は1,752m、 最も深い地点で3,742mあるにも関わらず 太平洋のような深海魚がほとんどいません。 これは実は日本海は大きなすり鉢状になっていて 太平洋と同じ氷河期に海水位が下がりすり鉢状の日本海は孤立化、 大陸からの淡水で淡水化し巨大な湖となって海水魚が絶滅してしまい その後氷河期が終わって海流により魚は戻りますが 深海魚だけはすり鉢状の海底の壁に阻まれて 現在も外洋から深い海域の魚が入って来られない 誕生して新しい珍しい海域だからなんです。 (群馬 桐生・江戸っ子寿司) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年08月03日 16時20分11秒
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