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カテゴリ:歌舞伎
◆新春浅草歌舞伎(浅草公会堂)
《第一部》 新年ご挨拶 中村勘太郎 『歌舞伎十八番の内 鳴神』 『仮名手本忠臣蔵』 《第二部》 新年ご挨拶 市川亀治郎 『仮名手本忠臣蔵』 『蜘蛛絲梓弦』 もちろん行ったさ鏡開き。列に並んだところ、周囲は関西から負いかけてきた獅童さんファン集団。待ち時間を楽しく過ごす。ご挨拶が終わってお酒を注いでもらうことに。出番の早い獅童さんと亀治郎さんは早々に劇場内へ。私は中村七之助さんに注いでもらった。うまい。 以下、箇条書きで。 ・亀治郎さんの雲絶間の姫は何だかやたら強そうだった。キャリアなオネエ様系。 ・獅童の鳴神上人はとても若々しい。考えてみれば、怒ってキレたり、堕落しちゃったりするわけだから、このくらい若くてやんちゃでもいいのかな。 ・定九郎、鶴亀は端正、獅童はワイルド。 ・お軽、勘太郎はかわいらしく、七之助は色っぽい。 ・勘平、七之助はちょっと軽薄で刹那的で危うい。勘太郎は実直で不器用な感じ。 ・七之助・勘太郎兄弟は同じ人から習ったはずなのに、微妙に違う。そしてどちらにも勘三郎のセリフまわしの影響を感じる。不思議だ。 ・第二部の二つ玉ではアクシデントふたつ。定九郎の傘がおちょこになり、幕切れ直前勘平の後ろの松の木が倒れる。ま、これも愛敬ってもんで。 ・亀治郎大活躍の蜘蛛。かなり背をぬすんで童子になったときはびっくり。あと、とある場所から飛びだして来てびっくり。面白い舞踊だった。勘太郎がノーブルな頼光で、七之助が赤ッ面の金時というのも一興。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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