江戸風流 春蝶亭雑記

2011/01/07(金)23:22

新春浅草歌舞伎第二部。

歌舞伎(56)

久々に歌舞伎を見に行きました。 自宅からすぐ近くなので、お着物を着てみました。 赤、青、紫プラス黄色というかなり悪趣味な組み合わせ(笑)。 「悪趣味大正ロマン」と名付けたりして。 ミカンとぬれせんべい(食べるとき音がしないから)を持って行きました。 浅草歌舞伎は全部で4時間くらい。疲れなくて良いと思います。 『口上』市川笑三郎さん。数年前に越して来て、台東区民になられたそうです。 『壺坂霊験記』再演される最後の義太夫と言われていますが、歌舞伎になるとやはり義太夫狂言。話の筋展開はかなり単純なものですが、役者さんが上手く演じてくれないと納得できないお話だと思います。愛之助さん、七之助さんが、仲の良い夫婦を上手く演じてました。七之助くん、以前は線が細い印象でしたが、女房が似合うようになりましたね。 『黒手組曲輪達引』ざっくり言うと、助六のパロディ。亀治郎さんの芸達者さ、サービス精神のおかげで楽しめました。亀鶴さん、わりと好きなんですが、どっしりとした悪者役、初めて見ました。こういう役も演じられるようになったんですね。本水を使ったシーンも迫力があって見応えがありました。 久々の歌舞伎は楽しかった。またちょっとずつ、鑑賞を続けて行きたいです。 今日は、遺品の懐中時計を持って、一緒に行った気分。 でもきっと、一緒に見ていたと思います。

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