肉体改造研究所 研究日誌

2006/05/13(土)10:29

鍛えられる能力・鍛えられない能力

トレーニング(107)

関係無い話ですが、数年ぶりに風邪をひいてしまったようで、体温37.5度。マスクをしての更新です(--;) この間、風邪を予防するというテーマでコンテンツを公開したので、ウイルスに恨まれたのかもしれません(笑) さて、本題に入りましょう。 前回の日誌で、人間には鍛えられる能力と鍛えられない能力があると書きましたが、今日はそのテーマで少し掘り下げてみたいと思います。 鍛えられる能力 鍛えられる能力というのは、人間の体の中でその能力の中心となっている部分が変化しやすかったり、その変化の幅が大きいという性質を持っています。 例えば筋力です。 人間の筋繊維は刺激を与えることで太く・強くなる性質があり、鍛え上げれば数倍の能力にすることも可能です。 持久力も鍛えることで大きく伸ばすことができます。 酸素を取り込んで細胞の中でエネルギーを生産するミトコンドリアという器官は、有酸素系のトレーニングでその数自体が増加しますし、肺活量なども大きくなります。この結果、トレーニングで別人のように高い持久力を身につけることも可能なわけです。 鍛えられない能力 鍛えられない能力というのは鍛えられる能力とは逆に、人間の体の中で変化しづらい部分、あるいは遺伝子のタイプによって制限されてしまう能力です。 例えば、視野の広さ。 視野の広さは顔の骨格や目の位置によってある程度決まってしまいます。訓練によってある程度視野の端っこにあるものを認識する事はできるようになるそうですが、その変化はほんの少しです。 毎日鍛えても、ザリガニみたいに体の後ろまで見えるということは無いでしょう(笑) アルコールの分解能力もあまり鍛えられない能力の一つです。 飲めば飲むほど強くなる、と勘違いしている方もいるようですが、アルコールから生まれる毒素(アセトアルデヒド)の分解能力は、いくら鍛えても生まれつき持っている能力の20%程度しか増加しないそうです。 しかも、生まれつきアルコールに弱い人の毒素分解能力は、強い人に比べると極端に低い(1/100程度)ので、20%アップしたところで何の足しにもなりません。 このように人間には色々な能力がありますが、鍛えても全く向上しない能力から、努力次第で数倍にできる能力まで色々です。また、鍛えられる能力でも方法を間違えてしまうと労力の無駄になってしまう場合もあります。 ↑最近はある程度年を取ってからでも脳細胞を鍛える事が可能だと言われるようになり、 脳トレ系のソフトがすごく売れているそうで・・・ どんな能力に関しても、科学的に考えてからトレーニングを始めるという事を忘れないようにしたいものです。 *** 本日の相互リンクサイト様 生活習慣病と予防・・・もはや私も人事ではありません(笑)患者という立場から分かりやすく書かれています。 Kira2Ma2の暮らし・生活・・・毎日の生活でストレス過多の方へ。生活を楽しくするアイディアを発信されています。 →人気blogランキングへはこちら

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